こんな使い方があったんだ!「豆腐」と「高野豆腐」の新しい食べ方
今までのイメージと違う?「精進ごはん」
みなさんは「精進料理」と聞くと、どのようなことが思い浮かぶでしょうか。 「ボリュームが少なく、お腹いっぱいになれないかも」 「肉や魚がなくて、地味かも…」 「なんだか作るのが難しそう」 そんな、少しマイナスなイメージを抱く人もいるかもしれません。 しかし、「野菜、豆、発酵食品がたっぷりとれる 毎日食べたい いまどき 精進ごはん」で紹介されている精進料理は、おいしくてボリュームがあり、しかも簡単に作れるレシピばかりなのです。
精進料理は、食のユニバーサルデザイン!
著者はメディアで人気の料理僧・青江覚峰さん。浅草に居を構え、毎日家族のためにごはんを作っています。 有名な観光地である浅草には、毎日たくさんの国からお客さんが訪れ、浅草ならではの食を楽しんでいますが、最近はハラルフードやベジタリアンに対応したメニューが少ない、といった食に対する不安の声が聞かれることも多くなったそう。 そこで、肉や魚といった動物性の食材を使わず、またできるだけ無駄を出さない調理方法がSDGsの価値観にも叶うとされている「精進料理」がいま、「食のユニバーサルデザイン」として大きな注目を集めているのです。
精進ごはんに欠かせない、2つの食材をご紹介
動物性の食材を使わないというルールのある精進料理では、大豆製品やお麩、ナッツや豆などがよく使われています。 本書では数ある食材の中でも、青江さんが特によく使う「精進ごはんの定番食材」が紹介されています。この中から、代表的なものを2つ抜粋してご紹介しましょう。 ■豆腐 大豆から作られる豆腐は、タンパク質を豊富に含んでいるうえ、料理にボリュームが出るので、肉のかわりとして精進ごはんに使われます。幅広い調理方法や味付けに合う使い勝手のよい食材なので、精進ごはんを作りたいと考える際には、ぜひ用意しておくとよいでしょう。 ■高野豆腐 豆腐を凍らせて乾燥して作られる高野豆腐は、調理するとスポンジのように汁を吸って、独特の弾力が出るのが特徴。また長期保存がきくので、常備しておくと便利ですよ。