節目の40歳に!加藤ローサさん(39)「これからは自分の好きなことします」|STORY
実は家出をしたばかり(笑)
もっと自分に目を向けようと思い始めたとき、ある事件が勃発しました。仕事や次男の送り迎えで遅くなり、時間がない中で作っておいた鶏団子スープに、「こんなおかずじゃご飯が進まない」と長男が文句を言い出したんです。今思うと試験前でピリピリしていたのかもしれないのですが、次男と一緒になって「納豆のほうがうまい」って。2人で納豆を奪い合うから食卓にぶちまけるし、最後にはスープを納豆ご飯にかけて「結果これが一番うまいわ」だって。言葉にならない怒りが湧き、無言で家を出て、帰宅途中の夫に「あとはよろしく!」と電話して、近くのビジネスホテルにチェックインしました。すごくぐっすり眠れたんですよね。安いし、そんな環境も良くないのに家より快適ってどういうこと?って思いましたよ。いつもはお弁当や朝ごはん作るために早起きですし、目覚ましをかけずに遮光カーテンを閉めて眠るなんて絶対できないことですから。翌日スッキリして帰宅して、子どもたちに「あんたたちは一生納豆ね!ママは好きなもの自分で作るから欲しかったら分けてあげる」と“おでん”にしました。ご飯すすまないかもしれませんけど(笑)、うちの男性陣は好みがバラバラで、今までは彼らが好きなものとか食べられるものを一生懸命作っていたんです。私がやりすぎていたせいで、夫は何もやらない人になってしまいましたし。そんなこともあったりして、私ってなんだったの?と。
40代は自分中心になるって決めた!
だんだん悲しくなってしまって…調子に乗りすぎなんですよ!夫も息子たちも。ずっと、夫のため子どものためとやってきたので、30代は迷子になっていました。だから来年の40歳が節目だと思っているんです。他の家族はそれぞれ自分の世界で楽しんで生きているんだから、私もそうしようって。“自分がどうしたら心地よいか? 何が食べたいのか? 何をしたいのか?” こういうことを含めて、“自分に目をむける”っていうことをテーマに生きていきたいなと。その第1弾として、鹿児島2拠点生活を目標にしています。老齢の母の独り住まいも心配だし、鹿児島大好きだから。畑仕事も楽しいんですよ。でもね、夫にそれを話したら「やばいやばい!行かないで」ですって。うーん、夫育てが一番難しい(笑)。 衣装協力:ニット¥39,600(スローン/ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店)マフラー¥16,940(メゾンスペシャル/メゾンスペシャル 青山店)ピアス¥28,600イヤカフ¥30,800リング¥22,000ピンキーリング¥19,800(すべてプラウ) 撮影/清水将之 ヘア・メーク/YUTA. スタイリスト/MaiKo yoshida 取材/竹永久美子