悠仁さま、筑波大に進学 推薦入試で合格、生物学類に
宮内庁は11日、秋篠宮家の長男で筑波大付属高3年の悠仁さま（18）が筑波大（茨城県つくば市）生命環境学群生物学類の推薦入試に同日合格し、来年4月から進学されると発表した。 吉田尚正・皇嗣職大夫によると、悠仁さまは11月28、29両日に行われた学校推薦型選抜の入試を受験。英語と生物の小論文と面接試験を受けて合格した。赤坂御用地（東京都港区）の宮邸からの通学を検討する。 悠仁さまは幼い頃から昆虫や生き物に関心を持ち、赤坂御用地や皇居に生息するトンボを調査して論文にまとめ、8月には昆虫学の国際会議に参加した。 高校2年だった昨年6月、学校行事の一環で同大を訪問したのをきっかけに進学を考えるようになり、生物学類に昆虫に関する研究室があることなどに引かれ、受験を決めた。 一般入試のための学習も進めたが、高校からの推薦要件の中で、調査書の学習成績概評が「A段階」に該当していることなどから、学校推薦型選抜で受験。秋篠宮ご夫妻と悠仁さまは、合格に安堵（あんど）しているという。 皇位継承権のある男性皇族が学習院以外の大学に進学するのは戦後初めて。吉田大夫は「悠仁さまの志望を踏まえ、ご両親も同様にお考えになって筑波大を選択された」と述べた。
