【甲子園決勝戦予想】関東第一VS京都国際、初優勝を飾るのはどっち? 投打別戦力比較・試合展開を徹底分析!
打撃力はどっちが優位?
両校の打線を比較すると、これまでの戦いぶりでは京都国際に分があるだろう。 京都国際は、ここまでの5試合で57安打を記録。打撃陣が全体的に好調を維持している。 特に当たっているのは、4番の藤本陽毅と5番の長谷川颯だ。藤本はここまで打率.400(20打数8安打)4打点をマーク。1回戦では先制の2点タイムリーを放った。プロ注目の好打者は、決勝戦でもその力を発揮できるか。 5番に座る長谷川は、今大会打率.500(16打数8安打)、4打点をマーク。準決勝では同点2点タイムリーを放つと、6回のピンチの場面では好返球で補殺を記録した。 捕手の奥井颯大は、ここまでチーム最多となる5つの犠打を記録。2番を打つ三谷誠弥は、ここまで打率.381(21打数8安打)で三振数はゼロ。悲願の初優勝には、つなぎの打撃も1つの鍵となるだろう。 関東第一は、打線の調子が上向かない中で、少ないチャンスをものにしてきた。俊足の飛田優悟や成井聡、主砲の高橋徹平など、バランスのとれた布陣となっている。 今大会、リードオフマンの飛田は打率.188(16打数3安打)と当たっていないが、準決勝では9回に”神バックホーム”を披露。この守備をきっかけに、打撃でも波に乗ることが切るか。 高校通算61本塁打のスラッガー・高橋も打率.200(15打数3安打)であるが、準々決勝で放ったホームランにはやはり力を感じた。決勝戦の大舞台でも、チームを勝利に導くアーチを描きたいところだ。 3番を打つ坂本は、中学時代から名を馳せてきた有望株。今大会は打率.231(13打数3安打)だが、三振はゼロ。ミートセンスに優れた好打者だ。 不調な打撃陣の中で孤軍奮闘の活躍を見せているのが、2年生の越後駿祐だ。今大会は5番打者として打率.667 (12打数8安打)をマークし、3回戦では勝ち越し打、準決勝では逆転につながるチーム初安打を放った。決勝戦でも、その打撃が大きなキーポイントとなりそうだ。