日本代表 完全アウェーで3バックに瀬古&橋岡起用は確実な「上積み」 熾烈定位置争い期待
◇W杯北中米大会アジア最終予選C組第6戦 日本3-1中国(2024年11月19日 中国・アモイ白鷺体育場) 【写真あり】長友とインドネシア会長“笑顔の再会”にネット歓喜 日本代表戦での交流が話題「この2ショットは胸熱」 【ズバッと採点CHECK 垣内一之】森保監督は常々「目の前の試合に全力で臨み積み上げていく」と言っているが、二兎(にと)を追うことは、決して簡単なことではない。結果が響く最終予選となればなおさらだ。指揮官は19日の中国戦までメンバーをほぼ固定。その中でチーム全体として大きな上乗せがあったかといえば、疑問符が付く。 ただ、完全アウェーの中国戦では一転して、先発を5人替え。大胆な起用で勝利を引き寄せた。中でも特筆すべきは冨安、伊藤、谷口がそろって不在だった3バックに、橋岡、瀬古を起用できたこと。必要に駆られた抜てきとも取れるが、緊張感のある試合での起用はチームにとって今後の上積みとなるはずだ。 主将の遠藤は中国戦後「W杯優勝を考えればこれ以上の選手層がないと。これくらいの質は最低限」と話した。まさにその通りだ。戦術の幅もしかり。世界は日々アップデートしている。来年は熾烈(しれつ)なサバイバルが繰り広げられることを期待したい。