福岡県大任町の永原譲二町長が、建設中のごみ処理施設をめぐり田川市長に脅迫行為をした強要未遂の疑いで8日に書類送検されていたことが分かりました。 【写真で見る】会見をする7人の田川市議

文書を公開しないようと要求か

大任町　永原譲二町長

強要未遂の疑いで11月8日福岡地検に書類送検されたのは、大任町の永原譲二町長（71）です。 田川地区8市町村で構成されるごみ処理施設の組合で組合長を務める永原町長は去年6月、ごみ処理施設に関する情報公開をめぐり田川市の村上卓哉市長に文書を公開しないよう要求し、応じない場合「組合を出て行くように圧力をかけた」などとして、市長や田川市議らが刑事告訴・告発していました。 書類送検を受け、去年9月に刑事告発していた田川市議7人が26日、福岡県庁で会見を開きました。 田川市議会　香月隆一議員 「福岡検察庁においては永原町長に厳重な処分を下していただきますようお願い申し上げる次第です」　 田川市の村上卓哉市長は「なかなか前例のない事案であろうとは思いますが我が国の司法が賢明な判断を下してくれるものと期待しております」とコメントしました。 一方、永原町長は「圧力をかけてはいない」として村上市長を虚偽告訴と名誉毀損の疑いで逆告訴しています。