【DEEP☆KICK】龍翔が2年半ぶりの復帰戦で三宅祐弥にTKO勝ち、トーナメント決勝進出を決める
2024年10月27日(日)大阪・豊中市の176BOXにて2部開催の内第1部『DEEP☆KICK ZERO 16』が行われた。大会はアマチュアファイトから関西選手vs.九州選手の対抗戦で熱い盛り上がりを見せるとプロ本戦では6試合中3試合がKO決着、中でもセミでは津留純平・メインでは龍翔が共にカーフキックでTKO勝利を勝ち取った。 【写真】飛びヒザ蹴りを見舞う龍翔 今大会ではFUEGOより特別KO賞としてサイコロを振り出た目×1万円分のFUEGOで使える商品券のプレゼントというエンターテインメント性溢れるも催しも開催され、最後まで変わらず大盛況のままに大会を終えた。 第2部との合間には9月22日に還暦を迎えたDEEP☆KICK実行委員会 林裕人実行委員長へのサプライズセレモニーが行われ、DEEP☆KICKの確かな盛り上がりとスタッフの温かさにも触れられた大会となった。 ▼メインイベント DEEP☆KICK-63kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R 〇龍翔(BLACK☆Jr) TKO 2R 2分34秒 ※レフェリーストップ ×三宅祐弥(HackerGYM) ※龍翔がトーナメント決勝に進出。 6月にDEEP☆KICK-63kg第6代王者を戴冠した古宮晴(昇龍會)が返上したベルトを懸けたDEEP☆KICK-63kg第7代王者決定トーナメント準決勝。 RISEを主戦場に戦いBLACK☆Jr TATSUTOGYMの代表を務める龍翔と、K-1ファイターでありこちらはHackerGYMの代表を務める三宅というジム代表同士の対決が行われた。今回、2年半ぶりのリングとなる龍翔とKrushにて試合には出続けるも中々2024年は波に乗れない三宅、両者はスパーリングパートナーとして練習を共にした時期もあり手の内はお互いに知り尽くしてるであろう。 1R、開始早々から龍翔はカーフキックを度々ヒットさせながら細かいパンチを放っていく。対する三宅はジャブに左インロー・ミドルと返すも龍翔のカーフのヒットが目立っている印象だ。中盤にはジャブを突きながらハイキック・三日月蹴りに膝とパターンを増やしてきた龍翔に三宅はやや押され気味か、何よりは都度放たれる龍翔のカーフがやはり印象的、1Rは龍翔が優勢の印象。 続く2R、三宅はガードを堅めながら圧をかけ1Rより近い距離に詰めていくとジャブにローをヒットさせていく。龍翔はこのラウンドでもカーフを当てながら飛び膝蹴りにジャブ・フック・ツー・膝と多彩に技を繰り出す。三宅はそこからストレートにフックと繋げていきたいが龍翔の立ち回りに苦戦しているか。最中、蓄積されたダメージがとうとう限界を迎えたか、龍翔のカーフキックがヒットすると三宅は足に力が入らずゆっくり倒れダウンが宣告される。 苦悶の表情を浮かべるも気合を入れ直し立ち上がった三宅、しかしこうなると龍翔はもう押せ押せの勢いだ、カーフにフェイントからのハイキック、そしてパンチの連打で三宅に圧をかけていくと再び三宅は倒れこみ2度目のダウンを奪われる。これも立ち上がり続行を望む三宅だったが龍翔は最後もカーフキックで三宅を崩れさすとレフェリーは続行不可能と判断し試合終了、 龍翔が2R2分34秒、2年半ぶりの復帰戦を2RTKO勝利で飾り、一足先に王座決定トーナメント決勝への進出を決めた。 試合後、龍翔は「三宅選手とは試合が決まる2週間前まで一緒に練習してて、お世話になっている先輩だったのでどうしても負けたくなかった。2年ぶりで力んだ部分もありましたが、三宅選手とやるって決まってからカーフで行くっていうのは決めてたので作戦通り倒せてよかったです」と語ると2年ぶりの復帰戦となったことについては「実はちょうど5年前の今日にプロデビュー戦をしてて、2年ぶりの復帰戦で緊張というよりワクワクが勝ってたのでリラックスして戦えました」と語った。 久方ぶりの試合出場となるも確かな実力を見せつけた龍翔、勢いそのままに12月8日「DEEP☆KICK 72」で行われる王座決定戦でベルト戴冠を決め完全復活を果たすことは出来るのか。
ゴング格闘技
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