化学物質発生に備え…佐賀県鳥栖市で消防防災ヘリコプター使い救助訓練
九州朝日放送
化学物質が発生し、多くのけが人が出る事故に備え、消防防災ヘリコプターを使用した救助訓練が25日、佐賀県鳥栖市で行われました。 訓練には、消防や佐賀県防災航空センター、医療福祉専門学校の学生など20人が参加し、体育館で化学物質である硫化水素が発生し、多くのけが人などが出た想定で行われました。 市民球場のグラウンドに避難したけが人を、佐賀県の消防防災ヘリコプター「かちどき」で病院へと次々に搬送していきます。 「かちどき」は九州佐賀国際空港に整備され、佐賀県内のほぼ全域に約15分で到着することを目指していて、去年、九州北部を襲った豪雨では行方不明者の捜索などでも活用されています。 佐賀県の担当者は「訓練を通して県民の命と暮らしを守っていきたい」と話しています。
九州朝日放送