K-1ファイター玖村将史「トーナメントは集大成、必ず優勝。今は金子選手とは何回やってもいいかなとも思っている」
インタビュー【格闘家プロファイリング】次戦
格闘家は普段何を考え、何をしているのか…。記者会見や試合だけでは分からない格闘家の内面に切り込む新企画「格闘家プロファイリング」。ここまで「教訓とする言葉or生きる上でのモットー」「近い将来と遠い未来」といった4つのテーマでK-1ファイターの玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)に話を聞いた。最終回のテーマは「次戦について」。(全5回/最終回) ◆ ◆ ◆ 玖村選手の次戦は「K-1 WORLD MAX 2024」(9月29日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)で開催される「-55kg世界最強決定トーナメント」になります。準決勝では元Krushフライ級王者の大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)と対戦。勝てば決勝では現K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)と現Krushスーパー・バンタム級王者の璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)の勝者との対戦となります。 「まず、今回のトーナメントは僕が優勝しなければいけないと思っています。トーナメントも3回目で前の2回は準優勝でした。3回目のトーナメントだし、金子選手にも2回負けている。今回はトーナメントに対するものと金子選手に対する2つの意味で絶対にリベンジしなければいけないと思っています。去年の9月に金子選手に負けてから1年。そこから自分を見つめ直してやってきて、強くなって進化したところを見せられる大会。今回のトーナメントが集大成だと思ってやっているので絶対優勝したいと思っています。とはいっても決勝ばかりを見ていたら足元をすくわれるので、しっかり1回戦から100%を出して倒しに行こうと思っています」 金子選手とは1勝2敗で全部判定決着です。次にKOで勝てば、2勝2敗ですが内容的にちょっと上回れるといった感じですか? 「こういう勝負は一番最後の試合で勝つことに意義があると思っています。でも3回目の時は“今回で終わり”と思っていたんですが、このレベルで4回もできるとなったら、今は何回やってもいいかなとも思っています。この先、お互いにトップでい続けたら絶対にやることはあるだろうし、階級を上げたらやることもあるだろうと思うし。彼とだったら何回やってもいいかなと思っていますね」 確かに階級が変われば話は変わってきますね。 「彼のことはどの選手よりも強いと思っているし、僕自身も強いと思っていますので、トップの座を2人で争えるなら何回やってもいいかなと思っていますね」