【写真蔵】「シンガー」がレストア&カスタマイズして再構築した、2台のポルシェ911
タイプ964をベースにオマージュしながら再構築
2024年5月21日、ラグジュアリー スペシャリストの「シンガー(SINGER)」は、日本におけるレストア依頼をサポートするパートナーシップ契約をコーンズ・グループと締結したことを発表。同社が再構築したポルシェ911を2台、メディアに公開した。 そのディテールを写真で紹介しよう。 【写真はこちら】第1次スーパーカー ブームでランボルギーニ カウンタックやフェラーリ 512BBとともに一世を風靡した、930ターボをオマージュした「ターボ スタディ(Turbo Study)」。(全15枚)
シンガー・ヴィークル・デザイン(以下、シンガー)は、米国カリフォルニアを拠点とするラグジュアリー スペシャリストだ。その社名は、創業者であるロブ・ディキンソンが以前はロックミュージシャンであったことに由来しているという。 シンガーでは、空冷のポルシェ911(タイプ964)をベースとし、オリジナルに忠実なレストアではなく、911をオマージュしながら現代的なパフォーマンスと洗練性を備えたモデルに再構築する。したがって、ベース車のシャシやボディパーツ、エンジンブロックやサスペンションの一部など以外は、ほとんどのパーツをオリジナルで製作する。 エンジンはF1のウイリアムズとコラボレーションして開発し、ボディパネルはカーボン製、インテリアのマテリアルやステッチなど、オーナーの希望に応じてカスタマイズしていく。オーダーから納車までは、約2年半から3年。現在までに、400台ほどの911がシンガーによって再構築されている。 日本ではコーンズ・グループがシンガーとパートナーシップ契約を結び、現在所有しているタイプ964のポルシェ911を再構築したい人や、新たにシンガーが再構築したポルシェ911を手に入れたい人に対応している。 ここで紹介している2台は、ポルシェ 930ターボをオマージュした「ターボ スタディ(Turbo Study)」と、レースで活躍した934/5をオマージュした「DLS ターボ」。この他にも、自然吸気エンジン車をベースにした「クラシック」と「DLS」という2モデルの、計4モデルでシンガーは対応している。興味のある人は、同社のWebサイト(日本語版)を覗いてみて欲しい。
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