EU「防衛担当ポスト」を新設 武器弾薬の生産能力強化へ
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は17日、EU行政執行機関の欧州委員会の閣僚に当たる欧州委員の候補25人を発表した。ロシアのウクライナ侵攻を受けて、欧州の武器や弾薬の生産能力を強化するため、防衛分野を担当するポストを新設した。 6月のEU首脳会議で指名されたフォンデアライエン氏とカラス外交安全保障上級代表(副委員長兼務)を含めると男性16人、女性11人で、目標とした男女均等は実現しなかった。 今後、欧州議会が各候補の適性を審査。10月下旬までに議会本会議が一括の信任投票を実施し、11月1日の新体制始動を目指す。