木場「香噴噴」──特集:ハイもローも楽しみたい! 最旬グルメアドレス
都心の新たなランドマークなどでリュクスなレストランが幕を開ける一方、町場のカジュアルな店も続々と増えている。2023年にオープンしたての、東京の最新食アドレスを厳選。スペシャルな日と、何気ない日常と──どちらも満足すること間違いなし! 【写真を見る】穴場の中華の注目!
小皿で呑んで担々麺で〆る 万事心地よい“ほど良さ”
木場で人気を博していた担々麺専門店が移転。カウンターメインの中華バルとして再オープンを果たした。ふたりでシェアするとちょうどいい量の小皿を数品と、〆に担々麺、ほろ酔う程度に飲んでひとり1万円でおつりがくるような“ほど良さ”がありがたい。 「一度来ていただいて終わりではなく、長いお付き合いができるような店がつくりたかった」という店主・九鬼修一の想いが細部まで行き届く心地よい空間だ。名物の担々麺は汁なしだけで2種あるが、酒飲みには「成都式汁なし担々麵」を推したい。すりごまを使わずに醤油ベースで、炒めた茸と清涼感のある青花椒油、仕上げに振る漢源花椒粉のパンチが痛快。食べ応えのある一品だ。 ■香噴噴 住:東京都江東区東陽3-16-9 TEL:03-6458-4267 営:18:00~22:00(LO)、土・日・祝17:00~21:00(LO) 休:月(ほかに不定休あり)
文・秋山都 写真・長野陽一 編集・岩田桂視(GQ)