「終業式に教材を一気に持って帰ったことがある」半数以上→大人になっても同じ経験をした人の割合は?
近頃では教科書などを教室に置いて帰る「置き勉」を容認する流れも増えていることから、終業式の日などに一気に持ち帰る羽目になる子どももいるといいます。株式会社NEXER(東京都豊島区)とランドセル専門メーカーの『ララちゃんランドセル』が共同で実施した調査によると、半数以上が「小学生の頃、終業式の日などに一気に持って帰るようなことがあった」と回答しました。では、大人になってからも同じような経験をした人はどのくらいいるのでしょうか。 【写真】一気に持ち帰った経験のある人は半数以上という結果に 調査は、全国の男女1000人を対象として、2024年7月~8月の期間にインターネットで実施されました。 はじめに、「小学生の頃、教科書や図工で作成したものなどをその都度持って帰っていましたか」と尋ねたところ、「その都度持って帰っていた」は64.8%、「まったく持って帰っていなかった」は8.6%、「どちらの場合もあった」は26.6%という結果になりました。 「その都度持って帰っていた」と答えた人からは「親に見せたいという気持ちが強かったから」(20代女性)、「持って帰るのが当たり前で、それ以外の選択肢が当時思いつかなかった」(30代男性)といった声が寄せられた一方で、「持って帰っていなかった」と答えた人からは「ものによっては学校で飾っていたから」(30代男性)、「めんどくさいから」(10代男性)などの意見が聞かれました。 また、「まったく持って帰っていなかった」「どちらの場合もあった」と回答した352人のうち、53.4%と半数以上が「終業式の日などに一気に持って帰るようなことがあった」と回答し、「計画的に持って帰らなかったから」(10代女性)、「図工・美術・芸術などの作品は学期末にまとめて返されたから」(30代女性)などの理由が寄せられました。 さらに、「まったく持って帰っていなかった」「どちらの場合もあった」と回答した352人のうち、13.1%の人が、会社で受け取ったものを持って帰らずに、長期休暇前に一気に持って帰るなど、「大人になってからも同じような経験がある」と回答。 具体的には、「保険の明細書など 机の中に詰め込んでいたものをまとめて持って帰った」(40代男性)、「退職する日がわかっているのに最後までパンパン…結局宅急便で送った」(40代女性)、「大事なものは誰かに盗まれ、どうでもいいモノばかり持ち帰ってきて、その大事なものをまた通販で注文した情けない経験がある」(40代男性)といったエピソードが寄せられました。 最後に、全回答者のうち、「子どもがいる」と答えた554人に対して、「子どもも自分と同じようなタイプ(教科書などを持って帰る?それとも置いてきてしまう)ですか」と尋ねたところ、7割近くが「子どもも自分と同じようなタイプである」(68.4%)と回答しています。 「自分と同じタイプ」と答えた人からは、「作品など作ったりしたら持って帰ってきて見せてくれる」(30代男性/持って帰っていた)、「面倒くさがりで学校のロッカーがパンパンだったから」(40代女性/持って帰っていなかった)などの声が目立ちました。 一方、「自分と違うタイプ」と答えた人からは、「教科書を置いて帰ってきて宿題ができないことがあった」(40代女性/持って帰っていた)、「子どもは指示には従わず自分で判断している」(40代男性/どちらの場合もあった)、「こまめに学校のものを持って帰ってくる」(40代男性/持って帰っていなかった)といった意見が聞かれました。 ◇ ◇ 【出典】 ▽ララちゃんランドセル
まいどなニュース