鈴木誠也選手から三振を奪う山本由伸投手（写真：日刊スポーツ/アフロ）

◇MLB ドジャース4ー1カブス（日本時間7日 リグリー・フィールド） ドジャースの山本由伸投手が、3度目の先発登板でメジャー初勝利を飾りました。 【画像】メジャー初勝利をあげたドジャース山本由伸投手 初回、ヒットと四球などでノーアウト満塁のピンチを背負いますが、4番のモレル選手以降を三者連続三振に斬り、無失点でしのぎます。2回も2アウト満塁のピンチとなりますが、ここも3番・ベリンジャー選手を見逃し三振におさえます。3回以降は調子を上げ、3イニング連続の三者凡退とした山本投手。5回80球を投げ、被安打3、8奪三振の成績でメジャー初勝利をつかみました。 この日のピッチングを振り返り、山本投手は「立ち上がりは全くコントロールができず、すごいピンチになってしまったのですが、落ち着いてストライクゾーンに投げられました。少しずつ感覚が良くなって、3、4、5回はピンチを作ることなく投げられたので、いいところも多かったです」とコメントしました。 また、この日の試合ではカブスの鈴木誠也選手と3打席にわたって対戦。第1打席は四球、第2打席はサードのエラーで出塁を許しましたが、第3打席では2ボール2ストライクから5球目、高めのストレートで空振り三振に仕留めました。それでも、山本投手は「狙ったところではなかったです。最後のストレートもいい高さに抜けたので、本当に運が良かっただけ」と、厳しい目線で振り返りました。 試合後にはメジャー初勝利を祝い、ビールかけが行われたとのこと。ユニホームを洗濯する用のカートに乗せられ、気がつけばビールかけが行われていたそうで、「あっという間でした。目を閉じろって言われて（笑）。なんの味か分からないですけど、ビールだけじゃなかったですね」と、笑顔で話しました。