台湾・高雄市の小学校から熊本県大津町の図書館に絵本159冊寄贈…「台湾文化に興味を持つきっかけに」
熊本県大津町立おおづ図書館に台湾・高雄市の勝利国民小から絵本159冊が寄贈された。同小と町立護川小が7月に姉妹校協定を結んだ縁からで、特設コーナーを設けて来年1月4日から貸し出す予定。 【動画】台湾・TSMCが進出、巨大半導体工場と町の変化…熊本・菊陽
町や図書館の要望で実現した。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出に伴い、隣接する大津町でも、図書館を利用する台湾の子どもたちが増えているという。
本のジャンルは台湾の暮らしや偉人、観光など多岐にわたる。勝利国民小の李進士校長は「中国語の絵本、図書、世界の名著を通して、中国語の視点で世界を知ってもらいたい。本を架け橋として始まる日台友好を期待する」とコメントした。
今後は町内の小中学校への貸し出しや日本語に訳して読み聞かせも検討するという。矢野好一館長は「絵を見るだけでも楽しめる。大人も子どもも台湾文化に興味を持つきっかけになれば」と話した。