「創設時から頑張ってきた人たちの歴史の積み重ねがある」岡山がJ参入16年目で初のJ1昇格 木山隆之監督が歓喜の涙
◇サッカーJ1昇格プレーオフ ファジアーノ岡山2-0ベガルタ仙台(7日、シティライトスタジアム) 【画像】J1昇格プレーオフトーナメント表 岡山がJ1昇格をつかむ サッカーJ1最後の1枠を争う「J1昇格プレーオフ」は、ファジアーノ岡山がベガルタ仙台を2-0で下し、岡山のJ1初昇格で幕を閉じました。 引き分け以上でJ1初昇格が決まる岡山は前半20分、MF末吉塁選手が先制のゴールネットを揺らし、試合の主導権を握ります。 さらに後半16分には、DF本山遥選手が弾丸シュートをゴールネットに突き刺し2点目。 その後、岡山は試合終了まで攻守を緩めることなく主導権を握り続け、2-0で勝利。岡山がJリーグ参入16年目で初のJ1昇格となりました。 試合後、木山隆之監督は「感無量です。うれしい通り越して最高の気持ちです」と涙ぐみながらコメント。 試合を振り返っては「試合が始まった時から選手たちを見ていて何も恐れることなくプレーできていましたし、もちろんベガルタ仙台さんの圧力の中で押し込まれる時もありましたけど、我々らしくしっかり強い守りをしながら前へ出て行くプレーがしっかり出ていたので、安心して見ていました」と選手のプレーを称賛しました。 試合終了直後には大きなガッツポーズを見せた木山監督。「今日は勝てば泣いていいし、全て出し切ろうと思って選手たちと一緒に頑張りました」と喜びの瞬間を振り返りました。 最後に「我々が今頑張れているのは、創設時から頑張ってきた人たちの歴史の積み重ねがあるからこそだと思う。その人たちの努力を受け継いでいると思うし、それが我々ファジアーノの原点だと思うし、一つ形にできて良かったと思います」とJ1昇格への思いを強く口にしました。