<独自>自民・桜田義孝元五輪相が県連会長辞任へ 後任は「コバホーク」が有力
自民党の桜田義孝元五輪相が、11月11日に特別国会が召集されるまでに同党の千葉県連会長を辞任する意向を周辺に伝えた。複数の関係者が10月31日、明らかにした。後任には小林鷹之前経済安全保障担当相(衆院千葉2区選出)が有力視されている。 桜田会長は先の衆院選には立候補せず、政界引退することを9月末に表明後、選挙戦では自民県連のトップとして県内各地の激戦区に入り、応援する姿が見られた。 桜田会長は衆院選後、周辺に「県連会長職は国会に議席を得た人が責任を持ってやるべきだ。このまま続ければ有権者の反発もあるだろう。体調も思わしくない」として、身を引く考えを示した。 衆院選で、自民は県内の14小選挙区で7勝にとどまった。このため、首相指名選挙が行われる前に県連の体制を決め、地方選や来年の参院選に向け、党勢回復を図るべきだと判断した。 桜田会長は平成25年2月から令和元年6月まで会長職にあり、昨年6月から再登板していた。 後任には当初、盟友の渡辺博道元復興相が想定されたが、千葉6区で惜敗し、議席を失ったため、再考を余儀なくされた。 複数のベテランや中堅県議からは参院選の「顔」として、5選を果たした小林前経済安保相への期待の声が聞かれる。他に、浜田靖一元防衛相(同12区)の名前も挙がる。最終的には県選出の国会議員団会議で決まる見通しだ。