高畑充希、岡田将生でドラマ化が話題!仲良し夫婦のセックスレス、公認不倫…2人が出した「いい夫婦」の答えとは
全国18~69歳の男女5026人を対象に、性への関心や悩み、性生活の実態などを聞き取った、日本人の性に関する実態調査「【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2024」(2024年2月発表)によると、調査対象者の有配偶者の中で1カ月以上夫婦間で性交渉がない(※)と答えた割合は64.2%で、前回調査(2020年)の51.9%を大きく上回った。 ※日本性科学会はセックスレスを「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1カ月以上ないこと」と定義している。 【マンガ】高畑充希・岡田将生でドラマ化が話題!『1122』を無料試し読み どのような夫婦がセックスレスに陥るのか、そもそもセックスがあれば「いい夫婦」なのか。2020年に完結した人気漫画『1122(いいふうふ)』(講談社)はセックスレスに陥った結婚7年目の夫婦が「婚外恋愛許可制」、いわゆる「公認不倫」を導入した末に辿り着いた、彼らにとっての「いい夫婦」のかたちを描いたものだ。 本作に登場する“いちこ”にとって“おとや”は、「夫で家族でズッ友で相棒で理解者でいちばん信頼してるひと、何でも話し合えるひと」。けれど2人の間にセックスはない。 著者・渡辺ペコさんはこの作品を描いた背景についてインタビューでこう語っていた。 “当時、ネットの「発言小町」(編集部注:人気のお悩み掲示板)をめっちゃ見ていたんですが、やっぱり夫婦間の不平不満についてのトピックスがすごく多くて。すごく大事な関係性であるにも関わらず、どうしてこんなにも片方が不満を持っていたりつらくなっていたりするのかなと、とてもはがゆい気持ちになったんですね。なかでもセックスレスのテーマは、いつもトピックスの上のほうにあるという(笑)。 その時私はまだ30代で、周囲の夫婦を見回しても、性的な部分がうまくいっている人が割と少ないなという感覚がありました。すごく仲が良くて支え合って生きているんだけど、実はセックスレスなんですとか。そういう現状を見聞きして「いったいどういうことなのかな?」と疑問を持ったことが、『1122』を描くきっかけになりました。“ 「夫婦とは何か」を新しい視点で問いかける本作は連載当時から大きな注目を集め、現在累計146万部を超えている。夫婦のセックスレス問題と向き合っていくなかで、いちこが自分自身の「性」と向き合う姿にも共感が集まった。 本作を、実際に夫婦である今泉力哉(監督)と今泉かおり(脚本)がタッグを組み制作したドラマ版『1122 いいふうふ』が、6月14日(金)よりPrime Videoで世界独占配信される。 結婚7年目、友達のように仲が良いけれどセックスレスに陥ってしまう主人公夫婦の一子(いちこ)と二也(おとや)を演じるのは、今回初共演となる高畑充希と岡田将生。 それぞれの公認不倫相手となる、一児の母・美月を西野七瀬(その夫を演じるのは高良健吾)が、女性向け風俗のキャストとして働く礼を吉野北人が演じている。 ドラマ版『1122 いいふうふ』のPrime Video世界独占配信を記念して、FRaU webでは特別に1巻1話&2話を無料公開中。 「夫婦」というテーマを新しい視点で描いた『1122』はなぜ今を生きる幅広い年代の男女に響くのか。漫画の担当編集がガシッと心が掴まれたシーンを試し読みとともにお届けする。 マンガ/渡辺ペコ 文/FRaU編集部