【ブエルタ・ア・エスパーニャ2024 レースレポート:第18ステージ】ベラーデがケルンファルマに3勝目をもたらす…ランダが総合優勝争いから脱落
この日一番の難関の峠をクリアして、エキポケルンファルマは数的に優位になっていて、逃げグループをコントロールした。ミケルがチャンスをつかめるように、ベラーデはエースナンバーをつけていたがカストリーリョとともに動いていた。最後の上りでエキポケルンファルマ勢は調子が上がって、「みんなチャンスがある。トライしよう」と指示された。
「そこからほとんど振り返らずにトライした。みんながゴールまで、ゴールまでいけ!と言ってくれた。ゴールラインを越えるまで、自分が勝者だとは思っていなかった」とベラーデ。
「間違いなく、私たちがこれまでにやってきた素晴らしい仕事の集大成だ。シーズンの初めからブエルタ・ア・エスパーニャを念頭に置いていた。いい準備をしてきたので、この勝利は偶然の結果ではない。開幕前にチームマネージャーが私にこう言った。有名にならなきゃいけないと。これまで活躍が報じられることはなかったので名を挙げるのは難しいことだと思ったが、この勝利でチャンスがあるかもしれないと感じている」
総合成績の上位勢は7分32秒遅れでフィニッシュ地点に到着した。ランダが3分20秒遅れでゴールして、総合成績で10位に後退した。オコーナーと総合2位プリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)との差は変わらず5秒。
「カラパスがアタックするとは思っていなかった。総合成績を争う全員にとって少しは有利だったが、簡単ではなかった。僕たちがどれだけ速く走っていたかは見ての通り。正直言って全然楽なステージではなかった。今年のブエルタ・ア・エスパーニャには楽な日なんてないよ」とオコーナー。
「この日のダメージはあるけれどおそらくこの後の3日間には影響しない。毎日レースをしていて、みんな疲れているからだ。どういうわけか、僕はまだかなりいいパワー数値を出せているので、現時点では走りに影響はないと思っている。そして、僕はまだ総合トップだ。さらに1日、トップにいることになってうれしい。マイヨ・ロホを獲得してすでに13日間か14日間か、もうわかわなくなったけど長いね。僕はこのレースが大好きで、とても楽しめている」
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