これを食べれば「錆びない体」ができる…医師・和田秀樹が「生」で摂取すると効果的と説く"野菜の名前"
■動物性・植物性のタンパク質をまんべんなく摂る 肉100グラム中、豚ヒレは22.2グラム、鶏モモ肉は17.3グラム、和牛サーロインは17.1グラム程度のタンパク質が含まれています。 卵は1個(60グラム)につき7.4グラム、木綿豆腐は1丁(300グラム)につき21グラム、納豆は40グラムにつき6.6グラム、牛乳は200ミリリットルにつき6.6グラム程度のタンパク質が含まれています。参考にして下さい。 タンパク質は、体内で貯蔵できないので、一度にたくさん食べても意味がありません。 1日3食で、肉、魚、卵、乳製品などの動物性タンパク質と、大豆や大豆製品などの植物性タンパク質をまんべんなく摂ることが大切なのです。 シャキッと元気な体をつくるには、栄養をしっかり摂らなくてはなりません。中でもとりわけタンパク質は重要なので、意識的に摂るように心がけて下さい。 ■赤・黄・緑、色の濃い野菜で体の錆をとる 細胞の炎症は、体の酸化につながります。体の酸化を防ぐことが、老化を防ぎます。 食品の中には抗酸化作用を持つものがあるので、これらを上手に活用して、中からも、錆びない体をつくっていきましょう。 特に、赤、黄、緑といった色の濃い野菜は高いアンチエイジング効果が認められています。 緑黄色野菜の天然色素には、αカロテン、βカロテン、リコピン、ルテインといったカロチノイド類が豊富です。摂らない手はありません。 特に、カロチノイド類が豊富な緑黄色野菜は、ニンジン、トマト、ホウレンソウ、グリーンピース、ブロッコリー、エダマメなどです。 そのほか、キャベツ、ハクサイは、抗酸化物質のビタミンA、C、Eが豊富に含まれており、セロリ、カブの葉、トウモロコシ、アボカド、メロンなどは強力な抗酸化物質のルテインを多く含んでいます。 果物では、ベリー類に、脳と心臓を保護する抗酸化物質のアントシアニンが豊富なので、意識して食べていただきたいです。 ベリー類とは、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、カシス、おなじみのイチゴもベリー類です。ちなみに、リンゴ、プラム、ピーマンもアントシアニンが豊富な食品です。 生で食べれば、野菜や果物に含まれる酵素も体内に摂り込むことができ効率的です。 ---------- 和田 秀樹(わだ・ひでき) 精神科医 1960年、大阪市生まれ。精神科医。東京大学医学部卒。ルネクリニック東京院院長、一橋大学経済学部・東京医科歯科大学非常勤講師。2022年3月発売の『80歳の壁』が2022年トーハン・日販年間総合ベストセラー1位に。メルマガ 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」 ----------
精神科医 和田 秀樹