抗議苦情に苦しめられた末に死亡した韓国の公務員…9カ月後に殉職認定
3月、抗議の苦情に苦しめられて亡くなった京畿道金浦市(キョンギド・キンポシ)の公務員が殉職を認められた。 3日、金浦市によると、人事革新処は最近、公務員災害補償審議会を開いて死亡した金浦市9級公務員Aさん(37)の殉職を認めた。 人事革新処は、具体的な殉職認定の理由は明らかにしなかったが、Aさんの業務と死亡との間に因果関係があると判断し、今回の決定によってAさんの遺族は遺族給与を受け取ることができるようになった。 Aさんの遺族は金浦市とともに4月遺族給与申請書、死亡経緯調査書、証拠資料など殉職申請に必要な書類を公務員年金公団に提出した。 金浦市関係者は「殉職認定決定により、Aさんの特別昇進の手続きも進められている」とし、「故人の名誉回復のために最善を尽くす」と話した。 Aさんは3月5日午後3時40分ごろ、仁川市西区(インチョンシ・ソグ)の道路に駐車されていた車から遺体で発見された。 また、死亡する5日前の2月29日、金浦の道路で行われた道路の凹み補修工事で車の渋滞が発生すると、抗議の苦情電話に苦しめられたことが分かった。 当日、オンラインカフェには工事を承認した担当者がAさんだとし、彼の実名と所属部署名が事務室の電話番号とともに公開され、Aさんを非難するコメントも相次いで投稿された。 警察はその後、捜査を行ってAさんの身元や悪質な書き込みをオンラインカフェに掲載した苦情作成者2人を、情報通信網の利用促進や情報保護などに関する法律上の名誉毀損などの容疑で在宅起訴し、検察に送致した。