笠原友希が元ルンピニー4階級王者を迎撃「本物中の本物。戦えるのはすごくうれしい」【SB】
シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2024 act.4」(8月17日、東京・後楽園ホール)の前日計量が8月16日、都内で開催され、出場全選手が1回で規定体重をクリアした。 セミファイナルではSB日本スーパーフェザー級王者の笠原友希(シーザージム)が元ルンピニースタジアム4階級王者のペットモラコット・スーパーボンジム(タイ/スーパーボンジム)と対戦する。 ペットモラコットは海人がペットモラコット・ペッティンディーアカデミーとのリベンジマッチに向けタイに修行に行った際にONEキックボクシングフェザー級暫定世界王者のスーパーボンにSB参戦を推薦された選手。もちろん海人と対戦したペットモラコットとは別人のファイター。 計量後の会見でペットモラコットは「万全の準備をしてきた。SBに参戦するのは初めてなんですが、全力を尽くしたい。ルールについては十分研究してきたし練習もしてきた。ムエタイに近いと思っていて、違うところは投げがあることくらいだと思うので問題なく戦える」と初めてのSBルールについての対応にも自信を見せた。
笠原は「相手がルンピニーで4階級を制覇していて、日本に来るタイ人の中でも本物中の本物だと思っているので戦えるのはすごくうれしい。明日は僕もばっちり仕上げてきているので、しっかり勝って皆さんに勝利をお届けする」と語り、初めて顔を合わせたペットモラコットについては「身長とかも分からなかったので、身長はそんなに大きくなかったかなというのと普通に優しそうだったが、そんな中でもえげつない蹴りとかえげつない攻撃をしてくるので、より気を引き締めていこうと思った」とその印象を口にした。 ペットモラコットは笠原の前戦となった「ONE Friday Fights 59」(4月19日、タイ・ルンピニースタジアム)でペットシーモック・PKセンチャイムエタイジムにKO勝ちをした試合と2020年に那須川天心に敗れた試合映像を見たうえで「スピードがある選手だと感じた。それに対抗できるように最大限の努力をしてきたので十分に戦えると思っている」と語るように笠原をしっかり研究。 これに笠原は「あまり研究はしてこないでほしかったですけど(笑)。組みに来たら投げてやろうかと思っている。SBのリングなので使えるものは使っていきたい。蹴りも強いのでそこは警戒している。だいたいは身長差があると戦いやすいほうが多いが、この選手は攻略も難しそうだしテクニシャンなので、そこは関係ないかなと思う。僕もやるべきことはしっかりやってきたし、向こうも100%で臨んできているということなので、いい相手だし戦うのが楽しみ」などと語った。