【MLB】ガーディアンズがスクーバル撃破 トーマス勝ち越しグランドスラム 2016年以来8年ぶりのALCS進出
地区シリーズ第5戦【タイガース3-7ガーディアンズ】@プログレッシブ・フィールド
日本時間10月13日、ガーディアンズ対タイガースの地区シリーズは運命の第5戦を迎えた。絶対的エースのタリック・スクーバルが先発したタイガースが5回表に先制したが、ガーディアンズはその裏に一挙5得点で逆転に成功。7対3で勝利したガーディアンズが3勝2敗でタイガースを破り、2016年以来8年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。ガーディアンズ5番手のティム・ヘリンが勝利投手となり、8番手のエマニュエル・クラセはセーブを記録。タイガース先発のスクーバルは6回6安打5失点で敗戦投手となった。 【動画】ガーディアンズのレーン・トーマスが勝ち越しの満塁アーチを放つ タイガースのスクーバル、ガーディアンズのマシュー・ボイドという第2戦と同じマッチアップで始まった一戦は、ガーディアンズが3回表から早々に継投に入ったのに対し、タイガースのスクーバルはポストシーズン初登板から続く無失点ピッチングを継続。4回終了時点で両軍無得点という緊張感のある試合が展開された。 5回表、タイガースは先頭のトレイ・スウィーニーが四球を選んで出塁すると、左ハムストリングを痛めているケリー・カーペンターが代打で登場し、ライト後方への先制タイムリー。しかし、ガーディアンズはその裏に一死満塁のチャンスを迎え、ホセ・ラミレスの押し出し死球で同点に追いつくと、次打者レーン・トーマスに勝ち越しのグランドスラムが飛び出し、スクーバルから一挙5点を奪って逆転に成功した。 スクーバルがまさかの5失点を喫したタイガースも粘りを見せ、6回表にジェイク・ロジャースがタイムリー、7回表にはコルト・キースがタイムリー二塁打を放って2点差に。しかし、ガーディアンズは7回裏にタイガース2番手のウィル・ベストから一死1・3塁のチャンスを作り、トーマスのタイムリー内野安打で6対3とリードを広げた。 8回表、ガーディアンズは7番手として登板していたイーライ・モーガンが先頭打者を歩かせると、スティーブン・ボート監督は迷わず守護神クラセを投入。クラセは期待に応えて打者3人をしっかり抑え、8回裏にはブライアン・ロキオのタイムリーでダメ押しの7点目を奪った。 ガーディアンズは4点リードとなった9回表も守護神クラセが続投し、6アウトセーブを完遂して7対3で試合終了。投手三冠の好投手スクーバルが相手ということで厳しい試合になることが予想されていたが、地区王者の意地を見せ、見事に勝利を収めた。 勝利したガーディアンズはシリーズの対戦成績を3勝2敗とし、2016年以来8年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出が決定。ロイヤルズを破ったヤンキースと対戦することになった。1948年以来76年ぶり3度目となるワールドシリーズ制覇に向け、まずは第一関門突破だ。