今永昇太、来季は年俸20億円超え CY賞5位でボーナス発生、地元メディア「彼は最後の条件を達成」
MLBサイ・ヤング賞が決定
米大リーグ機構(MLB)は20日(日本時間21日)、全米野球記者協会員(BBWAA)の投票による今季の両リーグのサイ・ヤング賞を発表し、今季カブスで活躍した今永昇太投手がナ・リーグの5位に入った。米専門メディアは「素晴らしい栄誉」と称したうえで、ボーナスが加算される契約の存在を紹介。来季の年俸が20億円を超えることを伝えている。 【動画】今永昇太がまさかの“飛び入り” 米司会者も笑わせた行動とは…「伝説」と称賛された実際のシーン 今永は今季の規定投球回に到達。15勝3敗、防御率2.91、174奪三振とチームのエースとしてカブスのローテーションを守った。その活躍が評価されたようで、サイ・ヤング賞の投票では1位クリス・セール(ブレーブス)、2位ザック・ウィーラー(フィリーズ)、3位ポール・スキーンズ(パイレーツ)、4位ディラン・シース(パドレス)に次ぐ5位。3位票を7票獲得し、合計38ポイントという結果だった。 カブス専門メディア「ブリーチャー・ネーション」は「クリス・セールがナショナルリーグのサイ・ヤング賞を獲得、ショウタ・イマナガは5位」との見出しで記事を掲載。本文では「それほどエキサイティングには聞こえないが、MLBデビューシーズンであるショウタ・イマナガにとっては、かなり素晴らしい栄誉だ。ナショナルリーグのサイ・ヤング賞レースで5位だった」「クリス・セールのサイ・ヤング賞獲得は決定的であり、イマナガはファイナリストにはならなかった。だが、それでも、投票者の半数以上がトップ5に名を連ねるなど、素晴らしい評価だ」と称賛した。 さらに「31歳のイマナガは今年、173回1/3イニングを投げ、防御率2.91を記録した。15勝3敗という記録が、今回の投票で有利に働いたのは間違いないだろう。だが、それを差し引いても、ナショナルリーグの規定投球回到達者の中で、3番目に良い防御率を誇った。彼は結果を出したのだ」と今季の成績を列記した。 今回の結果で、契約内容も変わるようで、記事では「投票で5位に入ったという栄誉に加え、イマナガは契約にちょっとした増額も加えられた」と紹介。「サイ・ヤング賞を獲得すれば毎年100万ドル(約1億5500万円)、2位か3位なら50万ドル(約7750万円)、4位から10位なら25万ドル(約3875万円)が増額されるエスカレーター条項がある。彼は最後の条件を達成したため、来年は25万ドルが加算されて基本給は1325万ドル(約20億5000万円)になる」と伝えている。
THE ANSWER編集部