岸田前首相がおわび 退任後初の地元入りで裏金事件に言及
自民党の岸田文雄前首相(広島1区)は6日、首相退任後初めて地元入りし、広島市中区のホテルで後援会役員会を開いた。広島市での先進7カ国首脳会議(G7サミット)の成果をアピールし「広島サミットの開催を私は心から誇りに思っている」と述べた。 写真で振り返る岸田政権 岸田氏は冒頭、自民党派閥の裏金事件に言及し「改めておわびしなければならない」と陳謝。党総裁選では「党が変わったことを示す第一歩は私自身が身を引くことだと考えた」と立候補しなかった理由を説明した。 広島サミットは「研究機関から高い評価をいただいている」と強調。今後は「培った経験や力、世界の人脈を広島のため、日本のために還元したい」と語った。 その後、同じホテルで地域後援会の会合、広島県海田町で首長や地方議員たちとの会合をそれぞれ開いた。
中国新聞社