コム デ ギャルソン、ラングラー…エディターが推す2024年春夏・新作パンツ6選(後編)
UOMO編集部員が見つけた“推しアイテム”を紹介。 【写真】コム デ ギャルソン、ラングラー…エディターが推す2024年春夏・新作パンツ6選を全部見る
FOLL × Wranglerのランチャーストレートワークトラウザー
10年以上、毎日とはいかずとも、つかず離れず愛用し続けているのがラングラーの定番「ランチャードレスジーンズ」。FOLL展示会でディレクター平沢さんから「セミフレアシルエットをストレートシルエットにイチから作り直し・・・」と熱烈な説明を受けたとき、正直「これもはや大元のランチャーを超えてしまったのでは?」と熱烈に欲しくなってしまった一本。姿を変えて、毎日のスタメンパンツにこの春、復活する予感がしている。(編集主任 中野健吾)
HUM VENTのコーデュロイパンツ
2024年の冬は、マジで毎日コーデュロイパンツばかりはいていた。無論、春もコーデュロイパンツ。すでに最高の“推し”も見つけている。ヒューベントの一本は、自分好みの、いかにもおじさん向けのワイドシルエット。ゆったりしているけれど、サイドシームがなくほどよくソリッドで上品。特筆すべきはこのアイボリーカラー。初見で目を奪われた。素朴で柔らかい印象だが、ほっこりして見えない。「ぶっきらぼうに優しい」。そんな感じだろうか。(副編集長 吉崎哲一郎)
COMME des GARÇONS SHIRTのパッチワークショーツ
連日遅くまで飲んだり、時差ボケで深夜に起きて仕事をしたり、とにかく眠いパリ出張の朝。だがパリのメンズファッション・ウィークでの「コム デ ギャルソン・シャツ」のショーは毎回決まって土曜の朝9時15分スタート。どのショーよりも早い。およそショーというものは20~30分遅れて始まるのが常だが、ギャルソン・シャツは開始時間より前に行ったのにもう満席で始まっていたことすらある。 昨年6月、遅刻厳禁の緊張&身体はまだ寝ている状態の朝イチのショーで見かけて、「お!」と寝ぼけ眼が全開になったのがこのショーツ。複雑で美しいパッチワークはもちろんだが、ぐいっとAラインを描く裾広がりのシルエットがいい。ギャルソンのスカートは格好いいけど自分で着るにはちょっと…と及び腰な自分にとって、シルエットだけは「っぽいムード」が手に入る。むしろ大人にこそ似合うはず。(UOMOブランド統括 山崎貴之)