ソウルの「国家遺産の塀」使ってヨガポーズのベトナム観光客…怒る韓国の“かの学者”「文化財毀損だ」
【11月07日 KOREA WAVE】ソウルにある朝鮮時代の王宮「景福宮(キョンボクグン)」で、ベトナム人観光客が塀に寄りかかってヨガをする姿をSNSに投稿し、波紋を広げている。韓国・誠信女子大のソ・ギョンドク教授は6日、この行為について「景福宮は韓国を代表する国家遺産であり、その塀に寄りかかるような行為は『文化財毀損』の恐れがある」と指摘した。 ベトナムの大手ウェブメディア「VNエクスプレス(VnExpress)」によると、ハノイに住むある女性が10月29日、韓国訪問中に景福宮の隣の石垣の前で、全身レギンス姿でヨガをする様子を撮影した。この女性が今月3日、この写真・動画をSNSにアップしたところ、視聴者から「不快だ」「不適切だ」などの反応が寄せられた。あるネットユーザーは、ベトナムの遺跡地である「フエの王宮」を取り上げたうえ「この王宮と同じように、景福宮は韓国では神聖な場所だ」と指摘している。 だが女性は、自身の行動について「規定違反ではなく、景福宮の警備員も注意しなかった」と反論したうえ「景福宮の外側の塀が美しかったので記念写真を残したかっただけ。もう同じような場所でヨガをしない」と伝えている。 ソ・ギョンドク教授は「どの国のどの地域でヨガをしようと自由だが、他国の文化財に寄りかかるような行為は明らかに間違っている」と指摘したうえ、景福宮関係者に向けて「今後、こうした事態になれば制止すべきだ」と訴えた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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