締まった「球体」ヒップを作り上げてコンテストPRO戦7連勝の絶対女王 もも裏とお尻を「くっきりセパレート」させた方法
12月8日(日)、 ベルサール渋谷ガーデンにて『サマー・スタイル・アワード JAPAN PRO GRAND PRIX』が開催され、射手矢味香(いてや・みか / 29)さんがプロ・ベティ部門トールクラスで1位、さらにはクラス別優勝者で争われるオーバーオールでもチャンピオンの座を射止めた。全体的に脂肪は少なく、引き締まった身体が求められるこの部門を制した射手矢さんの身体はまさに ”真の肉体美”。自身の出場するプロ戦での連勝記録を7連勝に伸ばし『絶対王者』としての実力を出し切った。 【写真】射手矢味香さんの締まった「球体」ヒップ
『絶対王者』として名を馳せ、多くの選手から追われるプレッシャーもあったに違いない。そんななか、この1年間はどのような思いでトレーニングに励んできたのだろう。 「自分のなかで掲げたテーマはこれまでと変わらず『昨年の自分をアップデートすること。Best Ever』でした。当日のステージングはもちろんのこと身体作りにおいても驚きと発見、そして期待を超えた姿を見せたかったんです。皆さんからいただく期待はいい意味でプレッシャーに。その期待を超えたいという強い気持ちが私にとって大きなエネルギー源となっていました」 今大会も周囲を圧倒する肉体美を披露した射手矢さん。トレーニングでは狙った部位へ負荷が抜けない工夫を凝らしてきたという。 「今回は下半身のバランスをとるため、お尻周りである殿筋群のトレーニングに力を入れてきました。その中でも特に意識をしていたのが、がむしゃらに重量を扱うのではなく、あえて8割程度の重量設定で狙った部位から負荷を逃さないということ。ハムストリングから大殿筋のセパレーションを出したかったので、ブルガリアンスクワットやルーマニアンデッドリフトを中心にこなしてきました。負荷が抜けない意識を徹底して持ち続けた甲斐もあり、ポージングでのマッスルコントロールのしやすさが格段に変化したのです」 無駄のないトレーニングで身体作りに励んだ射手矢さん。その計画性は減量方法にも現れている。 「減量は8カ月ほど時間をかけてゆっくりと取り組んできました。長いと思われがちですが、カロリーを大幅に落とすことはしないのでストレスフリーです。私の減量は日頃の食生活を整えつつ、徐々に無駄なものを省くスタイル。4~5月頃から食事をクリーンなものに変更し、6月頃からはPFCバランスやタンパク質にも意識を向けて本格的な減量をスタートさせます。長いスパンで取り組むことで、大会直前も体重管理にもがくこともなくきれいに身体を絞ることができるんです」 身体作りもプロとも言える射手矢さんに身体作りのコツを伺った。 「大切なのはコツコツの積み重ね。心身ともに健康な状態を大切にしながら継続した身体作りはいつか大きな成果となります。正直、最初の1、2カ月では目に見えた変化は見られないかもしれません。しかし、ここで目先の変化に捉われすぎるのはNG。合言葉は『トイレ・歯磨き・筋トレ!』。100%の力で毎日取り組む必要はありません。まずは継続すること。自分磨きを習慣化していきましょう!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明