西部警察 西部機動軍団PART-2【1】3号車にして要! 大門軍団フォーメーションの活躍情報分析車両|マシンRS-3
シリーズ:西部警察 西部機動軍団PART-2 【1】マシンRS-3 ハイテクな特殊装備が満載されたスーパーパトカー。その第1弾としてパートⅠ第45話で登場したのが、マシンXだった。その詳細は本誌の前号(48号)で紹介しているので割愛するが、パートⅡでは新たなスーパーマシンが投入された。それがマシンRSだ。 【画像30枚】マシンRSエボリューション! 進化を遂げた情報分析車両 スーパーZとともにパートⅡ第15話「ニューフェイス!! 西部機動軍団」で登場したマシンRSは、ベース車両をジャパンからDR30スカイラインへ変更し、搭載する特殊装備も数段レベルアップしている。マシンXで象徴的だったサーチライトは受け継がれつつ、スチールカメラは赤外線・サーモグラフィ対応ビデオカメラとなり、サーチライトとともに可動式アームに取り付けられた。助手席と後席部分にはコンピューターが設置され、声紋分析や犯人車の逃走経路検索、自動車総合管制システム(CACSシステム:目的地までの交差点形状、誘導表示、周辺車両の位置、速度などの各情報を表示)、ナビゲーションなど、多彩な情報表示・処理を行うことができる。 これらの機能をチェックしたいのであれば、登場回のパートⅡ第15話と同第25話「走る爆破司令室」を見ることをオススメする。第15話は新たなスーパーパトカーの登場を記念するかのごとく、シグナルコントロール(信号機の色を任意で変える機能)やスペクトロアナライザー(周囲で使用されている電波の周波数や発信場所を分析・特定する機能)、追跡装置、サーチライト、ビデオカメラ(映像は本部に転送可能)が惜しみなく使用された。一方、第25話は犯人グループにマシンRSが奪われ、警察無線の傍受や警察の機密情報の入手、爆弾の遠隔操作など、マシンRSのさまざまな機能が悪用されてしまい、凄さとともに恐ろしさも露呈したのだった。 情報分析車両のRS-3ではあのコンビが活躍していた さて、ここまではマシンRSとして話を進めてきたが、パートⅢ第16話「大門軍団フォーメーション」でマシンRS‐1とRS‐2が登場したことで、マシンRSはRS‐3へと進化した。といっても基本的な特殊装備の変更はなく、大きく異なるのは外観だ。エアスプリットやストリームスプリット、ルーフの大型パトライトを新たに装着。RS‐1/RS‐2と共通性を持たせた見た目となり、「マシンRSシリーズ」感を高めたのだった。また、各車の役割分担が明確になり、スペクトロアナライザーや声紋分析などの機能を持つRS‐3は、情報分析車両として位置付けられた。ドライバーは御木裕演じるジョーこと北条卓(きたじょう たく)が務め、後席に峰竜太演じるイッペイこと平尾一兵が座り、コンピューターを操作するコンビがメインだった。 話は前後するが、パートⅡが中心のマシンRS時代は、三浦友和が演じるオキこと沖田五郎がドライバーを担当することが多く、ひとりで乗ることもしばしば。そのパートⅡはオキが主役のシリーズといっても大げさではなく、大門団長以上の輝きを放っていた。ある事件で腰に弾丸を受けたことで、余命宣告を受けたオキは、残りの人生を大門軍団で燃やし尽くすことを決意。そして、パートⅢ第5話と第6話でついに骨髄炎を発症。このことは親友のハトにも告げず、痛みに耐えながら捜査を続け、最後は辞職してひとり雪山に消えていくのだった。この2話はオキファンでなくても涙なくして見られない名作だ。 初出:ハチマルヒーロー vol.49 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
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