「あらゆる差別を強く非難する」、FIFAがアルゼンチンの人種差別的チャント問題への調査開始
国際サッカー連盟(FIFA)は17日、アルゼンチン代表の選手たちによる人種差別的なチャントの問題について調査を開始したことを発表した。 コパ・アメリカ2024で連覇を成し遂げたアルゼンチンは、コロンビア代表戦との決勝後のチームバスで問題のチャントを歌った。 チェルシーのMFエンソ・フェルナンデスが『インスタグラム』のライブで公開した動画では、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)決勝でフランス代表を破った際に一部のアルゼンチンファンが歌ったチャントがもととされる、人種差別的な内容のチャントを歌う選手たちの姿が映されていた。 この不適切な動画はすぐさまSNS上を中心に広まると、フランスサッカー連盟(FFF)は遺憾の意を表すとともに、法的措置もちらつかせた。また、チェルシーのフランス人のチームメイトも怒りを露わにした。 その後、エンソはすぐさま謝罪を行ったが、チェルシーが内部での懲戒手続きを行う旨を声明で発表するなどその波紋を広げている。 そんななかFIFAは「FIFAはソーシャルメディアで出回っている動画を認識しており、事件を調査中だ」と、今回の一件の調査を開始したと発表。さらに、「FIFAはプレーヤー、ファン、役員を含むあらゆる差別を強く非難する」と、人種差別を含むあらゆる差別を容認しないと強い姿勢を示した。
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