“スランプ批判“を覆す球場熱狂の2連発! ベッツの衝撃離脱で大谷翔平の復調をロバーツ監督も切望「かなりボールが見えている」
衝撃の2連発が飛び出した。 現地時間6月16日(日本時間17日)、本拠地でのロイヤルズ戦に「2番・指名打者」で先発した大谷翔平(ドジャース)は、第2打席で4試合ぶりの18号ソロを放つと、第3打席にも連発となる19号ソロを放った。 【動画】1試合2本塁打の大暴れ!大谷翔平が18号&19号アーチを放つ 圧巻のパワーに球場も熱狂の坩堝と化した。 3回1死無塁の局面で迎えた第2打席に相手先発のブラッディ・シンガーから打球速度114.3マイル(約183.9キロ)、飛距離451フィート(約137.5メートル)の特大弾を放った大谷。この4試合ぶりの一発で手ごたえを掴んだのか、先頭で迎えた6回の第3打席にはシンガーの初球を強振。打球速度110.7マイル(約178.1キロ)の弾丸ライナーで飛んで行った打球は、瞬く間に右翼スタンドに着弾した。 今月に入ってからこの試合まで13試合で打率.216、3本塁打、6打点と低調気味だった大谷。米専門メディア『Dodger Blue』からも「ドジャース攻撃陣はスランプの真っただ中にいる。それはショウヘイ・オオタニの苦闘によって浮き彫りになっている」と厳しく言及されてもいた。 そうした状況から脱するキッカケとなるかもしれない2連発だ。ゆえに指揮官も今後の復調に期待を寄せる。試合後の会見でデーブ・ロバーツ監督は「あんな風に打つとは」と脱帽。さらに「とくに最後の本塁打は、低めを突いたあの球を、引っ張ってファウルにしたりとか、ゴロにすることもなく打つとはね。ショウヘイはボールが前よりもよく見えているということを物語っている」と絶賛した。 この試合では“MVPトリオ”の一角を担っていたムーキー・ベッツが死球を受け、手を骨折。長期離脱は必至の状態となった。それだけに大谷の復調がチーム浮沈のカギを握ると言っても過言ではない。それは「スター選手がいなくなるのは残念だが、他の選手にはチャンスが来る」と前を向いたロバーツ監督も期待しているところだろう。 大谷にとって勝負の夏が始まった。ここからの大暴れに期待したい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]