【中日】大野雄大「やっぱり投げ合いたい」恒例の大文字山自主トレで熱望した同世代の星との対決
中日大野雄大投手(36)が、巨人に移籍した同学年のヒーローとの投げ合いを復活へのモチベーションに挙げた。大野は5日、新年恒例の故郷・京都の大文字山登山で自主トレを公開。「もっともっと活躍して、全国的に名前を売れるようにやっていきたい」と、15年目シーズンへの誓いを立てた。 23年4月に左肘のクリーニング手術を受け、復活を目指した昨季は9試合登板で2勝6敗。20年に沢村賞にも輝いた左腕にとっては、不本意なシーズンが続いた。今季、巨人に楽天田中将大投手(36)が加入。東京五輪でともに金メダルを勝ち取った同学年の星との初対決は、刺激になる。「やっぱり投げ合いたい。野球ファンの皆さんに少しでも盛り上がってもらえればうれしい」と熱望した。 田中も23年オフに右肘にメスを入れ、昨季は1試合登板のみ。楽天を自由契約になった。「今年にかける思いっていうのはすごく強いものがあると思う。大変な思いをしてる同士だけど、ここからもうひと踏ん張りです」と田中の心情を思いやりつつ、負けられない思いも明かした。 オフはナゴヤ球場に通いつめ、20年に受賞した沢村賞前年オフ同様の肩を休ませない調整を続ける。「投げ合うなら、彼には勝ちたい。1回、2回じゃなくて。何回も何回も投げ合いたい」。盟友との初対決を胸に、先発ローテ-ション完全復帰も狙う。【伊東大介】