「自分らしくプレーしてまた勝ちたい」 岩井明愛が妹・千怜に並ぶ通算6勝目 米ツアー挑戦表明直後に逆転V
<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 最終日◇15日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6560ヤード・パー72> このガッツポーズ!【写真】 大接戦となった大会最終日。首位の山下美夢有と4打差からスタートした岩井明愛が序盤から猛追した。前半だけで5つスコアを伸ばし、2バーディの山下に1打差で折り返すと、ついに13番で追いついた。そして15番をバーディとすると、ついに単独首位に躍り出た。 直後の16番、今度は山下がバーディで二人並んで17番へ。ここでもバーディを決めた岩井が力強くコブシを握り、1打リードで最終ホールに入った。ティショットを左ラフに入れたが、そこからしっかりとパーをキープ。バーディを決められなかった山下が、3試合連続の2位に終わった。 「皆さんに元気を与えられたかなと思いますし、自分自身も皆さんからパワーをもらって優勝できたかなと思います」と、山下とのデッドヒートを制したよろこびとともに、ファンへの感謝も述べた岩井。最終日に崩れた前週の無念を晴らした。 これで大会連覇、今季3勝目、そして妹の千怜に並ぶ通算6勝目を飾った。「残りの試合もまだありますので、自分らしく、岩井明愛らしくプレーして、また優勝したいと思います」と今後も手綱を緩めるつもりはない。 米国女子ツアーの最終予選会挑戦を表明したばかり。年末に向けてここからさらに勝ち星を重ねていく構えだ。