「台湾海峡の危険に備え軍の強化続ける」頼清徳総統が新年の談話を発表
台湾の頼清徳総統が1日朝に新年の談話を発表し、台湾海峡の危険に備えて軍の強化を続けると表明しました。 台湾の頼総統は恒例の新年の談話で、「新しい1年、国際情勢の変化は世界の民主国家に深刻な挑戦を突きつけている」と述べました。 そのうえで、台湾との統一を掲げて政治的な圧力を強める中国を念頭に、「台湾は平時から危険に備えて国防予算を増やし、国防を強化し続け、台湾を守る決意を示さなければいけない」と強調しました。 中国は去年12月、沖縄や台湾、フィリピンなどを結ぶいわゆる「第一列島線」の周辺などに、艦艇およそ90隻を集中的に展開したとされ、台湾はこうした中国軍などの動きを「地域の平和と安定を危うくする軍事的な恫喝(どうかつ)だ」として批判していました。 画像:総統府
テレビ朝日