【中国】メニコンが使い捨て製品強化、南京社と提携
コンタクトレンズ大手のメニコンは7日、コンタクトレンズ専門のオンラインショップを運営する南京視客網絡(江蘇省南京市)と中国での使い捨てコンタクトレンズの販売に関して戦略的パートナーシップを締結したと発表した。オンライン専売店として国内最大級の視客網絡と組むことで、近年成長を続けている中国の使い捨てコンタクトレンズ市場での販売力強化に乗り出す。 メニコンは「視客網絡のマーケティングノウハウとメニコンの商品力という両社の強みを生かし、販売力を強化する」と表明した。 メニコンによると、中国の使い捨てコンタクトレンズ関連市場は2023年に約4,000億円で、前年から14%成長した。 メニコンはこれまで近視抑制に効果がある角膜矯正用のオルソケラトロジーレンズやケア用品を主力商品として中国市場に投入してきたが、市場での需要の高まりを受け、今後は使い捨てレンズの販売を強化する。 視客網絡は08年に設立。コンタクトレンズ関連商品を専門に販売するオンラインショップ「視客眼鏡網」を運営し、直近5年間の売り上げは年平均48%の成長を続けている。 メニコンの24年3月期はアジア地域のビジョンケア事業(使い捨てコンタクトレンズやオルソケラトロジーレンズなど)の売上高が前年比1.2%増の158億4,300万円。うち中国事業は92%を占めた。