是枝裕和監督、撮影地で講演 「諏訪の風景、魅力的」
2023年公開の映画「怪物」を手がけた是枝裕和監督(61)が22日、撮影に使用した長野県諏訪市の市立城南小で講演し「皆さんの力もあって、魅力的な町や諏訪湖の風景を映画の中にとどめることができた」と感謝を伝えた。 映画は、湖のある町が舞台で、小学生や教師らが登場。是枝監督は「映画作りを身近に感じる子どもたちが増えればと思い今日も来た」と話した。「なぜ撮影地に選んだのか」という質問に対しては、火事のシーンを撮影する際に、地元消防から協力が得られたからと明らかにし「結果的にこの町でなければ撮れない映画になった」と振り返った。 講演会には城南小の児童や保護者ら約360人が参加した。