小池百合子都知事「今年の漢字」を披露「能登半島・人工知能」そして「大谷さんのような…」
東京都の小池百合子知事は27日、都庁で、年内最後となる定例会見を開き、1年を総括し、「今年の一字」で表現した。 小池知事は「元日から能登半島地震、翌日が羽田の航空機事故と、出だしからなかなか厳しかった年であります。あらためて、犠牲になられた方のご冥福をお祈りしたいと思います」と振り返ると、色紙に自ら「能」としたためた。 その上でまず「能登半島の『能』」と言及。「今年1年をあらわすとすれば、能登で始まったということと、能登への思いも込めて」と説明した。 続けて「それから、人工知能ですよ。人工知能の歩みというのは日進月歩どころではないというのを『AIゆりこ』を制作する際に、すさまじいなというのを体験致しました」と、都知事選で導入した選挙活動ツールを例にあげた。ノーベル賞でもAIに関連した受賞があったことにも触れながら「これから人間の能と、AIの能の競い合いじゃないかな」と指摘した。 さらに「大谷さんのような才能あふれる人たちが、とても注目を集めたし、これからもいろんな分野の才能あふれる方々が、出てくれればいいな、と。そういう環境作りを都として進めていきたいな、と思います」と「能」の理由を語った。 その上で「1年を振り返りますと、足を痛めたこともこれあり、でありましたが」と、8月の神宮球場でのプロ野球始球式で左膝関節剥離骨折をしたことも触れた。さらに「そのひと月前が、まさに3選目ということで、東京都知事選挙があったということで、この間、首都防衛ということを訴えさせていただいた、今3期目に入ったということも、大きな今年の振り返りの出来事でございました」と振り返った。