「坂上忍の動物保護ハウスでも働き」CMで一世風靡した小野真弓(43)千葉で動物と向き合う現在「保護活動に終わりはないんです」
飼育放棄などで動物愛護センターで保護されたり、野良となってしまう動物たち。「すべて救いたいけど、それはできない」と話すのは、アコムのCMで一世を風靡したタレントの小野真弓さん(43)。活動を長く続けるために見据えていることがあると言います。(全4回中の1回) 【画像】思わずニヤニヤしちゃう!右も左も後ろもワンちゃん・猫ちゃんと暮らす小野さんのリビング風景ほか(全17枚)
■ペットを飼うようになり動物の保護活動に興味をもち ── 現在の小野さんは、動物の保護活動に力を入れているそうですね。なぜ取り組もうと思ったのでしょうか。
小野さん:もともと動物が大好きで、6年前、ペットショップでチワワとマルチーズのミックス犬をお迎えしました。そうしたら、近所にうちの子たちの姉妹を飼っているご家族がいて!一緒に散歩に行ったり、食事をしたりするようになりました。 ── 愛犬の姉妹がたまたま近所にいたとは、驚きますね。 小野さん:そうなんです。ペットショップにいた子犬の姉妹に出会えるだけでも奇跡的なうえに、飼い主のご家族とも親しくなれるなんて、素敵なめぐり合わせだと嬉しくて。それがきっかけで「この子たちにはもっと他のきょうだいがいたのかな?お父さんやお母さんはどうしているのかな?」と、気になり、ペットを取り巻く状況について調べるようになりました。
そこで厳しい現実を知って…。愛情深く動物に接する、良心的なブリーダーさんがたくさんいる一方で、動物を商品としてしか見ていない人たちもいるんだと学んだんです。一部の悪質な人たちは、高値で売れる子犬だけを必要としていて、親犬は子犬を産む機械のように扱い、劣悪な環境に放りっぱなしにしている場合もあるようで…ショックでした。そこでペットはもちろん、捨て犬や捨て猫など、つらい環境に置かれた動物たちがいることに気づいたんです。自分にできることはないか考えるようになりました。
■「かわいそう」だけでは動物を保護できない ── 具体的にどんなことをされたのでしょうか? 小野さん:最初は捨てられた動物を保護し、飼育しながら引き取り手を探す民間の動物保護団体に、活動支援になるようお金を寄付しようと思いました。でも、保護団体もたくさんあるから、どこに寄付をしたらいいのか迷ってしまって。 そこで、動物の保護に関わる行政機関である保健所や動物愛護センターで、保護された動物たちのお世話ができないかと考えたんです。でも、こういった行政施設は基本的に公務員が働いているため、一般人は気軽に出入りができません。実際にボランティアをすることになったときのために、トリマーの資格を取得しました。