「坂上忍の動物保護ハウスでも働き」CMで一世風靡した小野真弓(43)千葉で動物と向き合う現在「保護活動に終わりはないんです」
あるとき、愛護センターでボランティアしている方と知り合うことができました。「私もご一緒させてください」と連絡したところ、快諾してもらって、現在は犬や猫を保護してお世話をし、里親を見つける活動を中心に行っています。 ── 保護活動をする際、気をつけていることはありますか? 小野さん: 一番大事なのは「長く継続して保護活動を行うこと」だと思っています。かわいそうな動物はたくさんいるので、保護活動には終わりはないんです。道端で捨てられて、目ヤニで目が開かないとか、明らかに病気を持っていそうなつらそうな子たちを見ると、みんなお世話をしたいし、連れて帰りたくなってしまいます。
でも、感情に流されて自分のキャパシティを超えた頭数を引き受けてしまうと、金銭面でも生活面でも崩壊し、結果的に周囲に迷惑をかけてしまいます。だから、きちんと管理できるのか冷静に判断する必要があります。長く活動を続けるためにも、まずは自分の生活の基盤をしっかりつくることが大切だと思っています。だから本業である芸能活動に取り組み、活動を続けていきたいです。現在のわが家には、もともと飼っている1匹の犬と、6匹の猫がいます。2匹の猫は新しい家族(里親)を探しているところです。
■坂上忍の保護活動スタッフとしても働くいま ── 坂上忍さんが運営される動物たちの保護ハウス「さかがみ家」の一員としても活動されていますね。どんなきっかけで一緒に活動することになったのでしょうか? 小野さん:以前テレビ出演したときに坂上さんと話す機会があり、そのときに保護活動やトリマーの資格勉強をしていることなどをお話ししていました。坂上さんからも動物の保護ハウスを作ろうとしている話をうかがっていました。
その後、坂上さんが千葉県袖ケ浦市に「さかがみ家」をオープンしました。私も千葉県木更津市に移住していたのですが、「スタッフとして協力してほしい」とご連絡をいただき、「私に協力できることがあればなんでもやります」とお伝えしたのがきっかけです。「さかがみ家」ではトリマーとして、保護されている犬や猫たちのお手入れをしています。「さかがみ家」は一般社団法人で、スタッフも仕事として保護活動に取り組んでいるため、私もスタッフとして働いたぶん、時給をいただいています。