宮城と福島で震度5弱 気象庁会見2月28日(全文1)津波の心配はない
28日午後4時49分ごろ、宮城県と福島県で震度5弱を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約50キロ、地震の規模はマグニチュード5.6と推定される。同庁は午後6時15分から、この地震について記者会見を行った。 震度5弱を観測したのは、宮城県岩沼市と福島県相馬市、楢葉町、双葉町、南相馬市。 【中継録画】宮城と福島で震度5弱 午後6時15分から気象庁が会見
最大震度5弱を観測 津波の心配なし
青木:本日16時49分に福島県沖で発生した地震により最大震度5弱を観測しました。揺れの強かった地域では周りの状況を確認して身の安全を図っていただきたいと思います。今回の地震は東北地方太平洋沖地震の余震と考えています。東北地方太平洋沖地震の余震活動は依然として活発ですので引き続き注意をお願いします。それでは資料の説明に入ります。 今回の地震、検知時刻、発生時刻ともに本日の16時49分です。マグニチュードは5.7になります。場所は福島県沖、深さは52キロ。発震機構は西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型。観測された震度は最大震度5弱を宮城県岩沼市、福島県相馬市、楢葉町、双葉町、南相馬市の5市町で 震度5弱を観測しております。このほか、東北地方から中部地方にかけて震度4から1を観測しました。今回の地震は平成23年東北地方太平洋沖地震の余震と考えられます。 防災上の留意事項です。この地震による津波の心配はありません。揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどが起こりやすくなっている可能性がありますので、今後の地震活動に注意してください。東北地方太平洋沖地震の余震活動は依然として活発ですので、引き続き注意してください。 地震活動の状況。今回の地震の発生後、本日の17時45分現在、震度1が1回発生しております。 緊急地震速報の発表状況ですけれども、今回の地震に対して、地震検知から3.8秒後に緊急地震速報の予報を発表しました。なお、緊急地震速報の警報については、発表基準に達しませんでしたので発表しておりません。