「家では仕事の話をしたくない!」…これって普通?話したいけど聞きたくない、という人も
一つ屋根の下、共働き夫婦が共同生活を送るとなると、避けては通れないのが仕事とプライベートの切り分け方。中でも「家で仕事の話をするかどうか」は話題に上がることが多い関心ごとですよね。 そこで今回『kufura』では、20~60代で共働きの既婚男女136人にアンケート調査を実施。「家で夫(or妻)と仕事の話をしたいかどうか」とその理由を詳しく聞きました。なお、「共働き」にはパート・アルバイトや育休も含んでいます。
家では仕事の話を「したくない」が約半数!
まずは率直な意見を調査したところ、以下のような結果になりました。 【あなたは家で、夫または妻と仕事の話をしたいですか?】 仕事の話はしたくない・・・51.5%(70人) 相手の仕事の話は聞きたいが、自分の仕事の話はしたくない・・・11.0%(15人) 相手の仕事の話は聞きたくないが、自分の仕事の話はしたい・・・3.7%(5人) 仕事の話をしたい・・・33.8%(46人) 「したくない」と答えた人が過半数という結果になりました。しかし、「聞くだけなら」「話すだけなら」という人も含めれば、約半数は仕事の話をすることに好意的ともいえそうです。「したくない」「したい」それぞれの意見を詳しくみていきましょう!
仕事の話=ネガティブな話!?「したくない」派の2大理由
まずは過半数を占めた「したくない」派さんの意見をクローズアップ。理由は大きく以下の2つに分けられました。 ♦️1:愚痴でネガティブな気分になりたくないから 「仕事の話となるとやっぱり愚痴が多め。愚痴を超えた悪口になってしまったら聞く側の妻が不愉快に感じると思うから。」(51歳男性/総務・人事・事務/したくない) 「帰宅後に愚痴で仕事のことを思い出して暗い気持ちになるより、明るい話題でリフレッシュしたいので」(48歳女性/公務員/したくない) 「明るい話題になりそうにない」(52歳男性/営業・販売/したくない) 「パート先の人間関係が良いとは言えず話のネタは愚痴ばかり。自宅に帰ってから嫌な思いをわざわざ口にしたくない」(51歳女性/主婦/したくない) 「家まで仕事感が出てしまうと疲れが取れないから」(27歳男性/研究・開発/したくない) したくない派の理由として特に目立ったのが「愚痴」という言葉。確かに明るく楽しい話題よりも「こんなトラブルが……」といったネガティブな内容になりがちなのかも。 心の内のモヤモヤを吐き出すことでストレスが解消される場合もありますが、愚痴話をされる側がどう感じるか想像してみることが大事なポイントといえそうです。 ♦️2:業種が違うから話したところでわからないから 「お互いの仕事の用語がわからないから会話が弾まない」(67歳男性/公務員/したくない) 「エンタメ業界で仕事をしていて、扱っているのは情報解禁前のコンテンツが多め。夫を信用していないわけではないが、話した内容が拡散されてしまうことはリスクであるため」(35歳女性/企画・マーケティング/したくない) 「業種が違うので話してもお互いに理解できないので」(39歳女性/総務・人事・事務/したくない) 「仕事内容が専門的なので話しても伝わらない」(45歳男性/営業・販売/したくない) もう一つ多く寄せられたのが、夫婦で業種が違うから話しても分かり合えないというものでした。同業者なら盛り上がる業界の裏側の話でも、異業種となるとそうとも限らない様子。聞く側が「話の内容がちんぷんかんぷん」「リアクションが取りづらい……」と困り顔になる場面が想像できますね。