大規模災害時の連携強化 機動隊とスーパーレスキュー合同訓練
沖縄テレビ
地震や津波など大規模な災害が発生した際に迅速な人命救助に繋げようと消防と警察の専門部隊による合同訓練が実施されました。 初の合同訓練に参加したのは那覇市消防局の「スーパーレスキュー」と県警の機動隊員合わせて30人です。 訓練は那覇市で震度5強の地震が発生し建物に取り残された人を救助するとの想定で行われました。 大規模な災害が発生した場合島嶼県の沖縄は県外からの救援部隊の到着が遅れる恐れがあります。 最前線で活動する消防と警察の連携を強化することで迅速な人命救助の体制を構築するのが訓練の狙いです。 那覇市消防局の「スーパーレスキュー」は高度な装備と専門知識を備え大規模な災害や事故に対応するいわば救助に特化した精鋭部隊です。 ▽スーパーレスキュー隊員: 「土砂の中にいる要救助者が発する音、振動をですね、こちらに設置してますセンサーで探知して、モニターで示す資機材になっています」 それぞれが扱う機材についても知識を共有する事で緊急時の迅速な活動に繋げます。 ▽譜久村司記者: 「機動隊とスーパーレスキューによる合同訓練が始まりました」 消防の指揮のもと建物の倒壊現場で被災者を捜索します。 隊員が準備しているのは余震を探知する装置や倒壊した建物を監視するカメラ、二次被害を防ぐためのものです。 危険と判断されれば速やかに現場を離れなければなりません。 被災者の発する声や物音に耳を傾けながら小型カメラで瓦礫の奥を確認するなど救助が完了するまでの一連の手順を確認しました。 ▽参加した機動隊員: 「要救助者を救うという気持ちは一つですのでお互いに意思疎通を図って、共有して、色んな情報を踏まえた上で連携を取って対応していければなと思います」 ▽参加した消防隊員: 「自然災害というのはいつ来てもおかしくない、実際、あと1時間後2時間後、明日起きてもおかしくない状況ですので、いつ起きても後悔しないような訓練をしております」 警察と消防は引き続き訓練や情報共有を行い災害時の連携強化に取り組む方針です。
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