敦賀原発2号機、原子力規制委が新基準への「合否」を13日に決定…「不合格」なら初
原子力規制委員会は11日、日本原子力発電の敦賀原子力発電所2号機(福井県)について、原発の安全対策を定めた「新規制基準」に適合していないとして正式に「不合格」にするかどうかを、13日の定例会合で決めると発表した。不合格となれば、2012年の規制委発足後で初めてとなる。
規制委は今年8月、敦賀2号機が新規制基準に適合していないとする審査書案を了承した。30日間の意見公募を経て、正式決定することになっていた。
2号機を巡っては、原電が15年11月に再稼働に向けた審査を申請。審査書類の無断書き換えなど原電の不手際による中断を経て、23年に審査が再開された。しかし規制委の審査チームは「活断層が原子炉建屋直下に延びている可能性が否定できない」として、再稼働を認めない判断を示した。
13日の定例会合では意見公募に関する協議をした上で、審査書案を正式決定する見込みだ。