大曲駅前の書店店主が初の出版本 駅前のカフェや喫茶を題材に
大曲駅前の本とアロマの専門店「BAILEY BOOKS(ベイリーブックス)」(大仙市大曲通町)の店主、渋谷明子さんが12月13日、初出版物「OMAGARI 喫(の)む店めぐり」を発売する。(大仙経済新聞) 【写真】「BAILEY BOOKS(ベイリーブックス)」の店内に並ぶ書籍 駅前のカフェや喫茶店、計8店が題材の同書。各店舗のメニューのほか、店主たちの「人となり」や「これまでの人生」に着目し、駅前の人生ドラマを描く。 構想は約2年。誕生のきっかけは「昼ごはんを食べながら、ゆっくりできるカフェはありますか」と店を訪れる市外の客から何度も聞かれたことだったという。渋谷さんは「駅前にはたくさんのすてきな店があるので、自分の本が集客のきっかけになれば」と振り返る。「観光案内であれば地元のガイドブックやローカル雑誌を読んでもらえばいいので、出版するなら本屋さんとして読み応えのあるものにしたいと思った。読んだ人が大曲の土地と人物に愛着を持ってもらえる本にしたかった」とも。 取材期間は今年の4月から6月。6月1日から7月15日までのクラウドファンディングで募った制作支援金で完成にこぎ着けた。渋谷さんは「地元の方には、きっとローカルの再発見になると思う。県外の方には、秋田土産として買ってもらえたらうれしい。この本がきっかけで、また秋田に来てもらえたら」と話す。 A5判、52ページ、オールカラー。価格は1,650円。
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