父の部屋に「古書」がたくさん!売れば高値がつくはず…どうやったら高く売れる?
家にある古書を売りたいと考えたときに気になるのは、高値がつくかどうかではないでしょうか。古書は古いから、一度人手に渡っているからという理由で価値が下がるわけではありません。 また価値を知らない店に売ってしまうと、一般的な価格で買い取られてしまうことがあります。 この記事では価値がある古書の特徴と、売るときのポイントについて解説します。
価値がある古書の特徴
ここでは価値がある古書の特徴をご説明します。 ●保存状態が良いもの 古書は蛍光灯や紫外線対策、室温と湿度が管理されていて、保存状態が良いもののほうが価値が高いです。発行から何十年もたっていとものなので経年劣化してしまうのは仕方がありませんが、日焼けやシミ、虫食いなどがあると価値が下がります。 ●美術的価値や歴史的価値があるもの 古書画や巻物、掛け軸といった美術的価値があるものや、古地図や古文書、和とじ本などの歴史的価値のあるものは高く評価されます。 中でも江戸時代や明治時代の書物はコレクターがいたり、ショップのインテリアになったりするので人気が高いです。また、古ければ古いほど流通が少ないので、希少価値が高くなります。 ●特定分野の初版本や絶版本 有名作家など、特定分野の初版本や絶版本は新しく出版されないため、希少性があります。初版本では重複本と違う箇所があるもの、絶版本では現在でも需要がある古書などの価値が期待できるでしょう。
古書を売るときのポイント
古書を売るときは、価値を反映した価格で買い取ってもらうことが大切です。数少ない古書なのに、損をしてしまったということにならないように、売るときのポイントをご紹介します。 ◆古書を扱っている古本屋を探す 古書を売っている古本屋であれば、鑑定できる店主や専門のスタッフがいるため、価値を鑑定してくれます。売りたい古書と似た分野を扱っていれば、同じような本を好む客が集まるため、高値で売れる可能性があるでしょう。 ◆専門店を狙う 古書の専門店で買い取りしてもらうと、一般の古本屋よりも高値で買い取ってもらえることもあります。コレクターや部数が少ない古書ほど、専門店で売るほうが価値が高まるでしょう。また店には得意ジャンルや専門ジャンルがあるため、ネットで口コミや実績などを確認すると安心です。 ◆フリマで売る ネットショップや買取店などで、売れ行きや価格などをチェックして出品すると、業者より高く買い取ってもらえることがあります。 フリマで売る場合、持っている古書の価値を把握して価格設定しないと、買い取り相場より低く落札されてしまうので注意が必要です。また送料や手数料など、別にお金がかかることも考慮しておくといいでしょう。
価値がある古書は高値がつく可能性がある
古書は、美術的価値や歴史的価値が高い本や、希少性があり保存方法が良い本などに高値がつきます。 古書を売るときのポイントとして、価値を把握している店や専門店で売ったり、売れ行きをチェックしてフリマで売ったりすることで高く売れる可能性があります。 また、古書についているゴミやホコリなどを取り除き、できるだけきれいな状態にすることも大事です。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部