全米オープン

全米OP初戦を突破し涙浮かべた大坂なおみ[写真/ゲッティイメージズ]

女子テニスで世界ランク88位の大坂なおみは28日にインスタグラムのストーリーズ（24時間で消える投稿）を更新。約1年前の写真を公開し当時は松葉杖が無くては歩けない状態だったことを明かした。 【画像】大坂なおみ 1年前は松葉杖、SNSで当時の写真公開 26歳で元世界ランク1位の大坂は現在行われている全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）にワイルドカード（主催者推薦）で出場。同大会に出場するのは2年ぶり8度目で、2018年と2020年には優勝を飾っている。 昨年7月に出産し今季から復帰している大坂は、復帰当初から得意としているこの全米オープンで最高のパフォーマンスができるように照準を合わせていくと発言してきた。そして27日に行われたシングルス1回戦では第10シードで世界ランク10位のJ・オスタペンコ（ラトビア）に6-3, 6-2のストレートで完勝し、2021年以来3年ぶり7度目の初戦突破を果たした。 そして1回戦の翌日となる28日にSNSを更新した大坂は勝利後に涙したことにも触れ、1年前の松葉杖をついた写真とともに次のようにつづった。 「昨日はなぜこんなに感情的になったのかと聞かれましたが、正直、妊娠から戻ったことやニューヨークが故郷だったことなどを考えました。これが1年前の私でした。痛みを感じずに歩くこともできず、もう激しいプレーができるかどうかも分かりませんでした。だから、このスポーツは私にとって大きな意味があるのです」 なお、勝利した大坂は2回戦で世界ランク52位のK・ムチョバ（チェコ）と対戦する。ムチョバは1回戦で同57位のK・ヴォリネッツ（アメリカ）を6-3, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。