おじさんになってから買って長~く乗りたいなら選ぶべし!! 歳をとっても[バリバリ乗れるクルマ]4選
■家族で共有するのにうってつけの1台「日産・ノート」
より高級志向に振ったノート オーラが注目を集めがちだが、そのベースモデルであるノートもスムーズな加速性能、なめらかな減速制御、コンパクトカーの常識を覆す快適な空間を実現したインテリアデザインなどが高い評価を得ている1台。 2023年12月に行われたマイナーチェンジでは夜間走行時の視認性を高めるLEDヘッドランプを全グレードに標準装備するとともに、接近時アンロック機能と降車時オートロック機能を備えたインテリジェントキーを採用して、日常での使い勝手も高められている。 そんなノートも安全装備の充実が大きなアドバンテージといえる1台で、車体骨格には日産初の1470MPa級の超ハイテン材(冷間プレス用超高張力鋼板)を使用することで軽量化と衝突安全性を高い次元で両立させていることも見逃せないポイントとなる。 日産ならではの先進技術を投入した安全装備も魅力。 自車位置を映し出すことにより駐車時や縦列駐車時に運転者を補助するだけでなく、自車周辺の移動物を運転者に知らせる移動物検知機能付のインテリジェントアラウンドビューモニターなど、注意力の衰えをフォローする機能も万全だ。 さらに、高速道路の単調な渋滞走行と長時間の巡航走行でアクセル、ブレーキ、ハンドルの操作をアシストするプロパイロットとNissan Connectナビゲーションシステムを連動させることでより快適さが増すナビリンク機能付のプロパイロットといったオプションも高い装着率を誇っている。 また、簡単な手動操作で助手席を車外に向けて回転できる助手席回転シートを装備したモデルもラインナップ。 ベースモデルと同様にロングドライブでの快適性を追求したゼログラビティシートも装備されており、常に快適な座り心地を提供するとともに長時間の着座による疲労感も軽減してくれる。
■高齢者への配慮がそこかしこに感じられる1台「ホンダ・N-BOX」
2015年から2023年の9年連続で軽四輪車第1位の販売台数を誇り、2024年上半期(1~6月)における販売台数でも10万680台を記録して、登録車を含む新車販売台数で第1位を獲得したN-BOX。 2023年10月に発売された現行の3代目は"幸せな時間を乗る人すべてに提供すること"のコンセプトのもと、上質さが感じられるデザインに磨き上げるとともに、広い室内空間はそのままに開放感のあるすっきりとした視界にすることで運転がしやすく、居心地の良い空間を実現。 これらも"高齢者にとってやさしい"要素といえるが、ホンダの軽自動車として初採用された新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュールの"Honda CONNECT"や、先進の安全運転支援システム"Honda SENSING"も導入されており、安全に対する意識も高い。 しかし、それ以上にN-BOXで注目したいのは快適装備にある。 3代目で新たに採用されたパワースライドドア予約ロック機能は、あらかじめ施錠操作をすることでパワースライドドアの全閉後に自動で施錠できる優れもの。ドアが閉まるまで車両近くで待つ必要がなく、雨天時などの使い勝手が大幅に向上されている。 また、スライドドア開口の一部に高齢者でも握りやすいグリップ形状のくぼみを設けて、乗り降りもより容易になっているのも、高齢者にとってはうれしい配慮。 加えて、従来から好評を博している床の低さによる乗り降り性の良さ、後部座席のはね上げによるスペース拡張なども高齢者にやさしいポイントにひとつといえるだろう。 さらに、速度調整・進路補正機能付き電動ウインチを標準装備して車いすのまま乗り降りできるスロープ仕様車のN-BOX スロープ、N-BOX CUSTOM スロープと名付けられた福祉車両もラインナップ。"高齢者にやさしい"という観点においてもN-BOXの死角は少ない。