大坂なおみ パリ五輪初戦敗退「明らかにいまいちでした」なじみの会場も「クレーが少し違う」
◇パリオリンピック2024 テニス女子シングルス1回戦(大会2日目=日本時間28日、ローランギャロス) 【画像】雨天のため延期になった男子シングルス パリオリンピック大会2日目に登場した大坂なおみ選手が、女子シングルス1回戦でドイツのアンゲリク・ケルバー選手に敗れ、まさかの初戦敗退となりました。 両者ともにかつて世界ランク1位まで上り詰めた経験を持つ実力者であり、スペシャルランキング(負傷や出産などにより長期離脱した選手への救済制度)を使用し出場した大坂選手対ケルバー選手の一戦は、序盤から一進一退の攻防が続きます。 第1セットでは大坂選手が先に5ゲーム目を奪って王手をかけますが、その後ケルバー選手に3ゲーム連続で奪われ先行されます。 第2セットで巻き返しを図りたかった大坂選手ですが、ゲームカウント3-2から4ゲーム連続で奪われ、パリオリンピックの初戦敗退が決まりました。 試合後、インタビューに応じた大坂選手は「明らかにいまいちでしたね。来年はクレー(土のコート)上でもっといいプレーをしたいです」と率直な気持ちを述べました。 戦いの地「ローラン・ギャロス」は、大坂選手にとってフレンチオープンの会場としてなじみのある場所でありながら、「クレーが少し違いました。それに全く違う大会として運営されているので、すべてが違う感じがしましたね」と五輪の難しさを明かしました。 最後には、「とても楽しかったですね。(敗退して)この先プレーできないので、残念ですけれどとても楽しめました」とわずか1試合で敗戦となってしまった今大会を振り返りました。