日本航空北海道が札幌山の手を100―75で下し初優勝…全国高校バスケットボール選手権道予選
◆全国高校バスケットボール選手権北海道予選▽女子決勝リーグ 日本航空北海道100―75札幌山の手(3日、リクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館) 決勝リーグが行われた。女子は、日本航空北海道が5連覇中の札幌山の手を100―75で下し、初優勝を果たした。1、2生のみのチームが攻守で女王を圧倒した。男女ともに優勝、準優勝校がウインターカップ(12月23~29日、東京体育館など)に出場する。以下は女子の最終順位。【女子】1位・日本航空北海道 2位・札幌山の手 3位・札幌東商 4位・帯広大谷 道内高校女子バスケに新時代到来だ。2019年から頂点に君臨してきた札幌山の手から3桁得点を奪い、6月の全国高校総体道予選に続き全道制覇を果たした日本航空北海道。矢倉直親監督は「うれしいです。山の手から100点とれたのは初めて」と満面の笑みを浮かべた。 186センチの留学生ファトゥマタ・カマラ、180センチでU17女子日本代表の庵原有紗(ともに2年)を中心とした攻撃力もさることながら、「(相手は)やりたいことができなかった」と指揮官が言うように、全国高校総体初戦敗退後に強化してきた守備も光った。「(同大会後は)ディフェンス練習が中心になって、毎日ランメニューがあった」と西川葵主将(2年)。スタミナだけでなく、ゴール下で3人で体をぶつけ合いながらボールを奪い合う通称「ジャングル」などでリバウンドも強化。今大会は3年生相手にも走り負け、当たり負けせず、平均62・8失点で危なげなく勝ち進んだ。 昨年に続く出場となるウインターカップでの目標は8強以上。西川主将は「全国に行ったらそこまで簡単にはいかない。相手も強くなって分析もしてくる。それでも自分たちの力を最後まで出し切ればやれる部分はある」。チームの合言葉は「BELIEVE」。創部時に掲げた目標である来年の日本一に向け、仲間を信じて歩み続ける。(島山 知房)
報知新聞社