白鷗大が4度の延長戦を制してインカレ女子連覇…東京医療保健大と大激戦
12月8日、第76回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)女子決勝が開催され、連覇を狙う白鷗大学はパリオリンピック女子代表を指揮した恩塚亨ヘッドコーチ率いる東京医療保健大学と対戦した。 6年連続で同一カードでの決勝となったこの試合。先手を取ったのは東京医療保健大だった。高校生ながら日本代表候補に選ばれた経験を持つ絈野夏海(岐阜女子高校)がスターターとして攻守に活躍を見せ、36-24と12点リードでハーフタイムを折り返すと、第3クォーターも優位に試合を進め、点差を17点に広げ第4クォーターを迎えた。 このまま一方的な展開になってしまうかと思われたが、白鷗大が怒涛の反撃を見せ、残り4分11秒、舘山萌菜(札幌山の手高校)の3ポイントで同点に追いついた。 東京医療保健大はそこから大脇晴(慶進高)が連続得点を挙げ9点のリードを奪ったが、白鷗大も粘りを見せ、2点差で迎えた残り3.8秒、白鷗大の池田凜(明星学園高)がスローインからのボールをカットし、同点となるレイアップシュートを決めた。 延長に入っても東京医療保健大がリードを奪っては白鷗大が必死に食い下がる展開となり、試合はなんと4度目のオーバータイムに突入。最後は13-5と白鷗大が圧倒し、最終スコア111-103で2年連続3回目の優勝を果たした。 なお、この試合で両チーム最多となる27得点を挙げた白鷗大の佐藤多伽子(桜花学園高)が、大会最優秀選手賞に選出された。 ■試合結果 白鷗大 111-103 東京医療保健大 白鷗|14|10|17|32|10|4|11|13|=111 東医|21|15|22|15|10|4|11| 5|=103 ■女子 大会成績 1位 白鷗大学 ※2年連続3回目 2位 東京医療保健大学 3位 拓殖大学 4位 山梨学院大学 ■女子 個人賞 最優秀選手賞 佐藤多伽子 (白鷗大学#75/4年) 敢闘賞 大脇晴 (東京医療保健大学#91/3年) 優秀選手賞 舘山萌菜 (白鷗大学#20/4年) 優秀選手賞 高田栞里 (白鷗大学#23/4年) 優秀選手賞 絈野夏海 (東京医療保健大学#5/1年) 優秀選手賞 ンウォコマーベラス アダクビクター (拓殖大学#55/4年) 優秀選手賞 藤澤夢叶 (山梨学院大学#5/3年) 得点王 藤澤夢叶 (山梨学院大学#5/3年) 53点 3ポイント王 藤澤夢叶 (山梨学院大学#5/3年) 11本 アシスト王 絈野夏海 (東京医療保健大学#5/1年) 8本 アシスト王 佐藤恋々 (拓殖大学#17/3年) 8本 アシスト王 日野華希 (山梨学院大学#55/4年) 8本 リバウンド王 オコンクウォ スーザン アマカ (白鷗大学#13/4年) 43本(OF16本-DE27本) MIP賞 島村きらら (東京医療保健大学#20/4年) クリーン・ザ・ゲーム賞 山梨学院大学 最優秀監督賞 佐藤智信 (白鷗大学)
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